東風は構造、素材、美しさで長寿命を実現します
美しい伝統構法の家に欠かせない、3つの条件
1. 構造に金物を使わない、石場建て伝統構法
現在一般的につくられている在来工法の家は、金物で柱と梁を緊結し、基礎に建物をボルトで固定するよう義務付けられています。
在来工法による家の寿命が長くて100年程度なのは、この金物(ボルト)が錆びてしまうからです。
石場建て伝統構法の家は構造体の緊結に金物を使わず、木の栓を用います。
上の写真は骨組み組立て時の写真ですが、構造材同士の緊結に金物が使われていないことがお分かりだと思います。
壁は竹とわら縄と土壁でつくります。
これは300年の耐久性のための第1条件です
石場建て伝統構法とは?
石場建て(いしばだて)というのは、柱が石の上に載っているだけの建て方のことを言います
つまり、地面と建物とが緊結されていません。
石場建ては推されればズレ、突き上げられれば上に浮くことで、巨大地震の際に地震力を逃がして被害を軽減する仕組みがあるのです。
2. 素材/旬伐り×葉枯らし×自然乾燥の国産原木
東風の伝統構法石場建ての家は300年先まで使うため、耐久性の高い木材が必要です。
そこで私達は、お客様に自信を持って
「この木なら大丈夫ですよ。300年もちますよ」
と言える木材はどういうものかと一生懸命考えました。
その結果たどり着いたのが『旬伐り×葉枯らし×天然乾燥』の条件を全て満たす木です。
しかし残念ながら、現在このような木を市場でそろえることは不可能です。
国産材として流通している木材のほとんどは伐採時に葉枯らしをせず、サウナのような乾燥室に3週間木材を閉じ込めて強制的に乾燥させた人工乾燥材なのです。
だから私達は信頼できる林業家に直接依頼し、自分たちも山に行って木が育った環境を確認した上で特別に木をつくってもらうのです。
乾燥には約2年間ストックヤードで寝かせて、常温でゆっくり乾かしています。
3.美しさ/長く愛されるために美しさは必要
数百年にわたって愛される建物は、いつの時代でも美しいと感じさせることが必要です。
上品なデザインを考え、時を経るごとに深みが増す素材(木、土等)を使う。
そして素材の良さを活かす職人の高い技術でつくる。
そうすることで、素材である木の美しさが浮かび上がってきます。
私達は自信を持ってそれをご提供します。