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(改修)2世帯住宅に再生された石場建ての家

2019年10月19日

建物の写真




 


直下にある薪ストーブの熱を2階に採りこむための木製スノコ。
1階を暖めたいときには杉の床板でフタをしておき、2階を暖めたくなったら床板を外して使います。
90㎝×90㎝と小さな開口部ですが、これだけで2階を暖めるのにも充分な熱量を採りこめます。

 

概要・コンセプト

築後約80年を経ているというY様のお宅。
Y様からお問合せをいただいたのは着工から約7年前のことでした。
設計に取り掛かる際、Y様から伺った課題は、以下のようなものでした。

  • 親世帯と子世帯が同居できる間取りにしたい
  • 冬は寒くて暗い室内を、暖かく・明るく快適に過ごせるようにしたい
  • 築後80年を経過した家を、これからも長く住み続けられるように手入れをしたい(耐震補強・通風・湿気の問題など)

お父様と息子様はお二人とも農家。生活と農が密接に結びついているご家庭です。
今回の再生工事にあたって、上記の課題は以下のように改善しました。

  • これまでは居室として使えなかった2階の断熱性能を高めて居住性を改善し、子世帯の生活空間とする
  • 大型の薪ストーブを導入し、主な生活空間の2/3を暖めることで厳しい冬を快適に過ごせるようにする
  • 傷んでいた構造部材は補強・入替を行い、土壁を増設し、耐震性能を向上

生業が農家なので、家の勝手口~キッチン~玄関と土間続きの空間にして、靴を脱がずとも行き来できるようにした間取りはとてもうまくいきました。
薪ストーブはご主人が強く希望されて導入したのですが、実際に使い始めてみると一番喜んで下さったのはご両親のようです。
薪ストーブの前に椅子を2脚置いて、ご両親がゆっくり新聞を読んで寛いでいると奥様が嬉しそうに話してくださいました。

本物件では、伝統構法の構造特性に合わせた耐震補強工事を行いました。

施工は兵庫県西脇市で古民家の再生工事を多く手がけていらっしゃる、(有)すぎもと工務店さん
このページの写真の多くは、LIGHTS PHOTOの森祥子さんが撮影されたものです。

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