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(新築)京都市・新月伐採から立ち会った石場建て伝統構法の家

2019年10月19日

概要・コンセプト

京都市内に石場建て伝統構法住宅を建てられたN様。
設計を進める中で、東風からは伐採見学のご提案をさせて頂きました。

「原木を伐採するのですが、観に行ってみませんか?」

家づくりにおいて林業家や製材所の職人たちと言葉を交わし、木が育ってきた現場に行ったことは、N様にとってかけがえのない機会となったようです。

構造材の緊結には金物を一切使っていません。
建物自身も基礎となる石の上に置いてあるだけの石場建て住宅です。

 
 

建物をつくる過程

葉枯らし乾燥後、静岡で製材を実施した時の様子。1本ものの原木の長さは9.5m。
手前に写っているご夫妻がN様。
伐採に立会った思い出の木で玄関の式台(しきだい)を作り、名栗(なぐり)加工を施した作業の様子
建物全ての壁は竹小舞下地を網み、現場で半年寝かせてグレーに変色した壁土を塗りつけています。

建物の写真

壁下地の竹小舞を塗り残した下地窓を設けたのは、N様の奥様のアイデア。
「職人さんがせっかく苦労して編んで下さった竹が全部隠れてしまうなんて・・・」
と仰った奥様の言葉から、それなら下地窓にしましょうということになりました。

建物が竣工した翌年に、N様ご夫妻は静岡の林業家の提案に応じて静岡まで再び足を運び、伐採した森に杉の苗木を植樹して下さいました。
この木が大きく育って素材として使えるようになるまでにはこれから約100年かかりますが、どんな風に育ってどんな風に使われていくのか、今からとても楽しみです。

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