年別アーカイブ:2025年
石場建て伝統構法 職人の仕事-1/原木の伐採から出材まで
木を深く知り、愛情をもって木を扱う わたしたちがつくる「石場建て伝統構法の家」には、欠かせない素材があります。 それが 木 です。 木とともに生き、木とともに家をつくる。 そのためには、まず木を深く知ることが欠かせません。 私たち東風では、構造材として100年~150年ほど育った国産の杉や桧を主に使っています。 けれども、その木が現場に届くまでには、何十年、あるいは何世代にもわたる営みと、山と向き合う人々の手仕事があります。 苗木を植え、山を育てる林業家。 伐採された木を山から運び出す運搬業者。 丸太を製 ...
石場建て伝統構法 職人の仕事-2/原木の製材
美しい木目の吉野杉 製材作業 長さ9mの原木の製材 石場建て伝統構法には 木 という素材が欠かせません。 わたしたちの家づくりでは、100年~150年程度の国産の杉・桧を主に使いますが、素材としての木が大工のもとにやってくるまでには、さまざまな職人たちの仕事が関係しています。 林業家によって山から原木が出材されると、原木は製材所に運び込まれます。 製材所では、皮つき丸太の状態から、帯鋸(おびのこ)を使って ・角材にしたり ・丸太に面(ツラ)をつけたり ・板に挽いたり というような作業を行います。 製材はと ...
石場建て伝統構法 竹小舞下地+土壁の真価とは?
壁の【重さ】が整える、身体の深部感覚 現代の多くの住まいでは、「石膏ボード」と呼ばれる軽量な建材が室内の壁下地として使われています。 軽くて安価、施工も容易で、短期間で効率よく仕上げられるため、今や住宅建築の主流といえる素材です。 一方で、日本には千年以上前から、竹小舞を編み、土を何層にも塗り重ねて壁を仕上げるという伝統的な「土壁」の工法がありました。 手間も時間もかかるこの工法は、現代の建築の中では非効率で不経済なものとして敬遠されがちですが、実はそこに“目に見えない価値”が存在しています。 ここで石膏 ...
伝統構法に向き合う、私たちの姿勢
石場建て伝統構法の専門家として、安心・納得できる建物をつくり、再生しています わたしたちは石場建て伝統構法の建築を新築したり、石場建ての古民家を再生したりすることこそ、自分たちの専門領域であると考えています。 まだまだ建築業界でも正しく理解されているとは言えないのが、この石場建て伝統構法です。 現代においては経済効率や住宅の耐震性能などが過剰に報道され、石場建て伝統構法の評価が適正になされていないと感じ、とても残念です。 また一般的な報道や通説には、多くの誤解があることも事実です。 わたしたちはこれま ...
e-Bike Monitor Tour | May 12-13, 2025: Rice Fields & Traditional Houses
Experience a 2-Day Free Cultural Tour in Gose City (Nara Prefecture) We are looking for 4 foreign participants for a special monitor tour taking place on May 12 (Mon) – 13 (Tue), 2025. About the Tour 🔵 Day 1: e-Bike Half-Day Tour Ride an e-Bike through th ...