東風の特性 長寿命の実現

築100年の古民家を、伝統工法×最新の理論で快適な住まいに

2019年12月14日

こんなことで悩んでおられませんか?

築100年以上の歴史ある古民家を再生して豊かな暮らしを始めたいけれど、どの会社に頼むべきか迷っている・・・。
多くの方が感じておられる、そんなお悩みにお答えします。

 

お悩み1)
古民家再生の実績が豊富な会社に依頼したい。
耐震・安全性能に問題はないの?

回答1.私たちは木造建築専門の会社で、古民家再生の耐震改修を最も得意としています

社名を見て頂ければ一目瞭然ですが、私たちは木造建築だけを専門に手掛ける会社です。
(社名:株式会社 木造建築 東風)
そして日本の伝統的木造建築物である古民家の工法【石場建て伝統構法】こそが私たちの専門です。
一般にはほとんど知られていませんが、築80年以上の古民家はほぼ全てが【石場建て伝統構法】という世界最古の木造建築/法隆寺と同じ工法で建てられています。
この石場建て伝統構法は、戦後に開発され現在ほとんどの新築木造住宅に採用されている【在来工法】とは性格が全く違うのですが、大多数の建築会社・ハウスメーカーさんでも誤って同じように扱われています。
現在一般的に新築されている在来工法と、石場建て伝統構法の違いをイラストで表現しました。

私たちは石場建て伝統構法の特徴・特性を活かしたリノベーションが専門です。
建築基準法に完全にのっとった安全な耐震改修をご提案し、阪神大震災クラスの巨大地震がきても心配ない耐震性能を、伝統構法で合法的に実現します
建築基準法に合致していますので、住宅ローンの利用も全く問題ありません。
同業他社様でこれができる会社は大変少ないのが実情で、当社最大の特徴です。

 

お悩み2)
私たち建て主の要望を聞いてくれますか?

回答2.お客様へのていねいなヒアリングと、わかりやすい説明を心がけています

お客様との打合せには、当社設計スタッフが常時2名体制でサポートさせて頂きます。
そしてハウスメーカーさんのように、営業担当、設計、現場監督がすべて別の人・・・ということはありません。

確かに企業側の業務効率化を考えれば分業制は適切なのかもしれません。
しかし分業制は、お客様の要望をきめ細かにくみとるためには決して望ましい形ではないと私たちが考えているからです。
1軒の家をつくる過程において、設計段階での打合せ回数は平均15~20回、着工後の打合せも平均15~20回行っています。
お客様のご要望を実現するために根気よくていねいにヒアリングを重ね、ご意向に沿った様々なご提案を行います。

デザイン
→ 現代的かつ時代に流されない普遍的で清潔感のあるデザインでご提案します。

わかりやすい説明
→ 着工前に立体的なイメージパースでご説明します。

価格の説明・相談
→ 詳細な見積書を提出し、ご予算に合わせた様々な減額案もご提案します

また着工してからも、ほぼ毎日自社スタッフが現場へ足を運び現場管理業務を行います。
下請けに丸投げで自社スタッフはほとんど現場に来ないという会社が多い中、大切なお客様のご家族がこれから長い時間を過ごされる建物ですから、私たちはきめ細かなサポートを心掛けています。

 

お悩み3)
快適な生活×古民家の魅力
を両立できるの?
寒いのはいやだ。

回答3.古民家の味わいを残しつつ、設備機器・断熱気密や生活動線は現代的に

古民家の魅力は、やはり100年以上の時代を経た味わい深い骨太の柱や梁です。
その魅力を活かしながら、水まわりの設備機器や空調・照明などは現代的にする。
さらに虫やホコリ、すきま風や寒さなど古民家特有の欠点は可能な限り排除し、快適な生活を送って頂けるように再生します。

安全性能(耐震性・防水性)と快適性能(断熱性・利便性)をきちんと満たした上で
歴史を感じる木組みや、穏やかな間接照明・デザインなど情緒性能も大切にします
そうすることで、「単なる便利で快適な家」ではなく「幸せを感じる家」にすることができます。
(下の図をご参照ください)

 

お悩み4)
いい職人さんは手配できるの?

回答4.当社専属の熟練大工が手掛けます

昨今、ほとんどの工務店さんは自社専属の大工さんがいません。
下請けの外注大工さんに工事を依頼するのが一般的です。
しかし当社では、必ず伝統工法に精通した熟練の自社専属大工が手掛けます。
外注大工だけに任せるということはありません。

なぜ自社大工にこだわるのか?
それは常に伝統工法の仕事にかかわり続け、安定した技術力・知識力を維持し、職人同士がお互いを高め合う環境を維持するためです。
そうすることでしか、お客様のご要望にはお応えできないと考えているため、少人数ですが自社で専属大工を抱えています。

 

お悩み5)
良い材料を使ってもらえるの?

回答5.自社で特別に旬伐り×葉枯らし×2年以上天然乾燥させた国産材をストックしています

私たちは企業理念として300年の耐久性をもつ木造建築づくりを掲げています。
そして300年の耐久性をもつ木材とはどういうものか?と考えた結果、構造材は材木屋さんでなく山で買うということを10年以上前から続けています。

その違いを魚に例えて説明してみますね。

材木屋さんで角材になった木材を買うのは、スーパーで切り身の魚を買うのと同じです。
スーパーで切り身を買うと、
「その魚がどの海で育った魚なのか?」
「魚体はどのくらいの大きさだったのか?」
「いつ採れた魚か?」
という情報はわからなくなってしまいます。

山で木を買うのは、海に出た漁師さんから直接買うのと同じです。
「どのあたりで採れた魚か?」
「いつ採れたのか?」
「どんな大きさなのか?」
すべて明瞭にわかりますよね?

確かに100年未満の耐久性で十分なら、ここまでする必要はないと思います。
でも私たちは、お客様に本当に豊かな時間を過ごしていただく器を提供するためには、それでは十分ではないと考えています。

だから私たちは、山で生えている(伐採する前に)状態でまず木を見に行き、林業家に直接木を発注する。
そうすると、生まれも育ちも年齢も、すべての情報を自分たちで把握できます。
そして乾燥も平均2年以上かけて、ゆっくり天然乾燥させる。

お客様に自信をもって、
「この木なら300年大丈夫ですよ」
と言える木を提供するために、私たちはこの取り組みを続けています。

 

お客様の声と事例写真

自然豊かな古民家への移住/兵庫県川西市
Return to Japan and live with nature in an old folk house: Kawanishi-city.

海外勤務が長かったご家族が日本に戻られる際、兵庫県川西市の山あいにある古民家を再生してお住まいになられることになり、当方で再生工事をさせて頂いた事例をご紹介します。
After living in many countries over 30 years, a family decided to return to Japan and live in a mountain hamlet surrounded by nature.
We renovated their old folk house in Kawanishi city, Hyogo.

なぜ古民家を入手して移り住もうと思われたのですか?

仕事の関係で、これまでに17回世界中で引っ越しをしてきたのですが、ニューヨークで築100年以上経っている家に住んだことがあって、それがすごく良かったんです。
季節ごとにお庭の様子が変わるのをみて、
「あぁ・・・こういう意図でこの庭を造られたんだ」
と感じました。

その家に住んでいた時に「家というのは受け継いでいくものなのだ」と思い、所有権を買うといったマンションに全く魅力を感じなくなってしまいました。
家は個人のものを超えて、受け継いでいくものだと思います。
古民家はずっと作り続けるという楽しさがあります。

 

物件を見つけてから、住まいの作り手を探すまで

物件探しの最中に、今の家の写真をネットで見て「これだ!」とまず決めたんです。
そこから工事をしてくれる工務店を探すため、WEBで 『古民家』 『修復』をキーワードに検索をしました。
古民家修復に関連する本を読んで、基礎知識をえて、基本方針は大体初めから決めていました。
着工前に「古民家は壁や床・天井はがしてみないと分からない」と言われた意味が最初は分からなかったのですが、東風さんの仕事を見て意味が良く分かりました。

 

他社と比較し、東風に依頼することを決めるまで

3-4社を比較検討した上で、東風ともう1社にプランを出してもらいました。
東風と他社のWEBサイトを比較すると、東風が古民家と木造建築に特化しているのが気に入りました。

東風のWEBサイトは具体的事例が多く上がっているのが良かった。
契約する前に、以前東風でリノベーションされたお宅を実際に訪問させてもらい、
「この二人(佐藤・岡本)には何でも相談できるよ」
とそのお宅の奥様が言われたのも良かった。

現地に来た時に、佐藤さん(東風代表)が床をはがして建物を調べているのを見て、丁寧に仕事をしてくれる感じがあった。
東風は「風が家の中をどう通るか」といった、住む人にとって大事なことを考えた提案をしてくれたし、具体的な施工事例をポートフォリオ(事例写真集)で見せてくれたのも良かった。

最終的には当初想定していた予算よりも高くなってしまったのですが、追加費用は掛かって当然だと思っているし、職人さんたちの仕事ぶりを見れば人件費がかかっているのも良く分かりました。
職人さんの技が最初からWEBで分かるともっと良いかもしれません。
自分たちも現場に来て、職人さんたちの仕事ぶり、段取り、技術を見るのが楽しかったし、職人技の結集にお金を払えて良かったと感じています。
建具やタイルを選んでいくプロセスも楽しかったけれど、そういうプロセスがあるというのも、事前にWEBで分かると良かったかもしれないですね。

実際に住まわれた感想はいかがでしょうか?

ここでの暮らしはとても楽しく気に入っていますが、とにかく田舎は忙しくて、在宅時も外と中で過ごす時間が半々くらい。
ご飯の時以外は家で座っている時間があまりないんです。
同じ集落のご近所のみなさんも朝から畑で働いていて、「ものを作っている人たちの生き方」を知ることができました。
自分たちもここへ移り住んで、消費中心のライフスタイルを変更することができました。
都会では人がたくさんいるけれど人と関わる密度が薄いように思います。
田舎は人が少ないけれど人づきあいの密度が濃いです。
それから、思っていた以上に薪仕事(薪の調達や薪割り)が大変です。

家づくりを終えて、東風に対してどんなイメージをお持ちですか?

 

手抜きをしない。きちっと仕事をしてくれています。(大工さんの姿勢)
日々に作業を進めながら、議論をしてくれる
あと工期の相談に応じてくださったのも良かった。
佐藤さん・岡本さん(東風スタッフ)のコンビが、男性と女性という面でも良かったです。
人のつながりが良く、職人や現場の雰囲気がとても良かった。
チーム作りがうまいのだと思う
大工さんがみんな若い。若い世代の棟梁というのも良かった。
東風は職人さんの集団というイメージですね。

 

再生された建物の写真

 

 

代表者あいさつ

はじめまして、(株)木造建築東風(こち)代表取締役の佐藤仁(ひとし)と申します。
1970年静岡県生まれ、子供のころから海よりも山が好きで、何となく木造建築や伝統工芸に興味を持っていました。
大学の建築学科を卒業後、京都市内の工務店で数寄屋建築の設計・現場監督として経験を積ませて頂いた後に独立し、今に至ります。

お客様が「東風に頼んでよかったね」と心から実感していただける【建物と信頼関係】を提供すること。
これが私たちが果たすべき役割です。

完成度の高い建物(商品)を提供するのは、プロとして当たり前のこと。
それを満たした上で、どれだけお客様に強固な信頼関係や納得感を提供できるか?が重要です。

設計スタッフはお客様の希望や夢に耳を傾け図面化し、職人に伝えることで要望を実現する。
職人は自分たちの技術に磨きをかけ、きめ細やかな精度でモノづくりを行う。
口下手で実直な職人の想いを設計スタッフがお客様に伝え、また現場で直接職人とお客様とが話をすることで、お客様と職人の双方に信頼関係や満足感が生まれます。

 

平均的な価格帯について

金物が使われていない石場建て伝統工法の特性を活かし、ボルトなどの金物を使わずに耐震補強・改修工事を行うのは、やはり大変手間がかかります。
価格のことだけを考えれば、構造材同士(柱と梁、梁同士)の接合部にはボルトやナットを併用したやり方の方が価格を抑えることはできますが、子や孫の世代まで安心して建物をお使いいただくことを考えると、やはり金物を使わない工法をお勧めしています。

屋根の葺き替えをともなう全面改修工事の場合:90万円/坪~

延床面積×坪単価でおよその総工費が算出できます
・延床面積50坪の場合 → 約4500万円~
・延床面積60坪の場合 → 約5400万円~

上記工事費用の中には、以下のものも含まれています。

1.耐震改修工事
(震度7でも倒壊しない安全性)
2.断熱改修工事
3.設備工事
(電気、キッチン・浴室・便器など給排水に関する機器も含む)
4.屋根葺き替え工事費用
5.内・外装改修工事

改修工事費用は、様々な条件により変動します。
詳しくはお問合せ頂いたときにご相談くださいませ。

 

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