明石市・和風モダン木の家、1年検査に伺いました/木造専門の建築家・東風
サクラノセイメイリョク
自社施工現場が動いている時は、どうしても気持ちに余裕がなくなって
散歩に行けなくなってしまうのですが、今は自社施工中の物件が無いので
落ち着いて散歩に行けます。
( ↑ いいのか、悪いのか・・・苦笑)
事務所のすぐ近くにある公園を一周してくるのが僕のお決まりの散歩コース
ですが、この公園は池をとりまくように桜の木がたくさん植えられています。
春はもちろん満開でたくさんの花見客が来られますが、実はサクラは落葉の
時期にも紅い葉をつけて美しい姿を見せてくれます。
今日は紅葉しているサクラを撮りたいと思ってカメラを片手に歩き始めたところ、
落葉ももちろん美しかったのですが、ある1本の桜の姿に感銘したのでご紹介します。
これです(↓)
この桜、一目見てお分かりのように全然きれいな形ではないです。
というよりむしろ、はっきり言って不細工です。
(ごめんね、さくらくん)
でも、3本に枝分かれした幹の全てを伐られてしまっても、まだその脇から新たな
枝を出して天へ伸びていこうとする、その生命力に打たれました。
よし、頑張ろう!と元気をもらった気がします。
ありがとう。
頑張ってね。
30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2212年に言ってもらえる家
奈良県御所市・平屋建て古民家の軒灯篭/木造専門の建築家(和風・モダン)
今朝早く (といっても、僕は毎日早起きなのですが)、何気なく過去に撮りためた
写真を眺めているうちに、
「おっ♪」
と発見してしまいました!
(↑というより、撮ったことを忘れていました・・・反省)
奈良県で大分以前からご相談に乗ったり調査に伺ったりしている、
築200年以上経過したN様のお宅にて。
( ↑ もちろん、今も現役で住まわれていますよ)
よ~く観ると、軒灯篭を支えてくれていたのは(↓)
なんと2匹のテナガザルでした。
いやぁ~かわいらしくていいですねぇ。
Nさん、これからも大切に使っていって下さい。
画像が荒れていてすみません。
天然乾燥中の国産木材/木の家・和風・木造専門の建築家
金・土の2日間は、いつも大変お世話になっている兵庫県三田市の西本製材所さんへ行っていました。
昨年末から今年にかけて伐採した原木を6月に製材し、桟積みして西本製材所さんの敷地内に置かせてもらって天然乾燥させているのですが、今までは木のアクを抜く目的もあって屋根を架けず、雨ざらしにしていました。
現場も竣工して少し時間もできてきたし、そろそろ屋根をかけようということでようやく作業に取り掛った次第です。
屋根、と言っても切妻のような三角屋根ではありません。
金属製の波板を材料の上に載せ、風で飛ばされないよう固定するのですが、波板を打ち付けるための木下地を組み立てたり、それを材料の上に載せたりと結構いろんな作業があります。
土曜日一杯で、全ての材料に屋根を全部架けるつもりだったのですが、ちょっとだけ残ってしまいました。
もう1日、現場へ行って作業をすることになります。
上の写真は土曜日の作業完了時の様子。
板類はもうすでにいつでも使える状態です。
構造材も、木によっては使えるものもありますが、まだまだ乾燥が必要なものが多いです。
天然乾燥(特に杉)はどうしても時間がかかりますが、仕上がったときはとてもいい感じに仕上がるし、お客様も木も喜んでくれるように思うので、人工乾燥材は極力使いたくありません。
特に東風から林業家に直接依頼して仕入れる原木は、絶対に人工乾燥させないと決めています。
今年も静岡と和歌山で伐採を予定/和風モダン・木の家の建築家
東風では2014年に使う木材を準備すべく、今シーズンも伐採を計画しています。
2012年12月に静岡市で樹齢60年の桧を
2013年01月に和歌山県田辺市で樹齢100年の杉を
伐採する予定です。
↑ 昨年伐った和歌山県田辺市の100年生の杉。
北斜面の木だったので、目が詰んでいておとなしく、とても良い木でした。
日程については、現在林業家の方と調整を行っているところです。
どちらも見学ご希望の方がいらっしゃれば、見学して頂くことは可能です。
見学日程が決まったら知らせて欲しいという方は、こちらのページから『イベント告知希望』をクリックしてお問合せ下さい。
開催日決定後、個別にメールでお知らせします。
ただし、どちらもとても寒い時期&場所であることだけはご了解下さい。
天然林を観に行くツアー、企画に着手しました
しかし、来年の4月ごろに実施する方向で調整をはじめています。
天然林を観に行くツアーを静岡の山奥で来春行います。
林には大きく分けて、人工林/天然林/原生林という3種類があります。
人工林とは、人が苗木を植えて手をかけて木を育ててはじめてできる林。
主に杉・桧などの針葉樹林がこれにあたります。
原生林とは、簡単に言うと過去数百年にわたって全く人の手が入っていない林のことです。
天然林とは、自然のままで人の手がほとんど加えられていない森林のことをいいます。
下の写真は、人工林(左)と天然林(右)の違いの一端を感じてもらおうと作った写真です。
ぜひ拡大してご覧になってみてください。
おなじ林でも、全然違うでしょう?
今回観に行こうとしている天然林は、原生林に近い天然林です。
地元林業家の方にご案内をお願いし、当日は天然林の解説や、天然林が果たしている役割、人工林や原生林との違いについて説明を聞きながら、美しく高いエネルギーに満ちた場を、五感をフル稼働させて全身で感じて頂きたい、と思っています。
日程などはこれから調整しますが、4月の土日のどこかで実施する予定。日帰りツアーです。
集合・解散場所は静岡駅になる予定。
詳細は年末くらいまでには決まる予定です。
決まり次第このブログでも告知しますので、興味のある方は頭の片隅に憶えておいて下さい。
30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2212年に言ってもらえる家
針葉樹を燃やせる薪ストーブHampton/木の家、和風住宅の建築家・東風
今回設置した薪ストーブは、Hampton 社製 H 300 という薪ストーブです。
Made in Canada
このところ、日に日に寒くなってきましたので、薪ストーブの設置を
一日でも早くして欲しい、というクライアントご家族のお気持ちが
痛いほど伝わってきて、設置工事と薪ストーブの販売をして下さった
グランビルの長谷川社長をはじめ、スタッフのみなさまに無理をお願いし
超特急で搬入してもらいました。
上の写真は、無事設置工事も終わり、焚き初めに際して、ご友人の
薪ストーブユーザーから焚き方を教わるご家族のみなさまです。
近隣のみなさまにご迷惑をおかけしないように、煙を極力出さない
焚き方を、先輩ユーザーが伝授して下さっているところです。
焚きつけに針葉樹の小割りをたくさん使って、早くストーブ内の
温度を上げて、200度を超えてから広葉樹の薪を入れることが
できるだけ煙を出さない焚き方をする上で大切だ、と先輩ユーザーは
教えてくださりながら、手際よくストーブを暖めていきます。
やはり薪ストーブはいいですねぇ~。
お客さんがご自宅に薪ストーブを設置される度に、
「僕も欲しいなぁ・・・」
と感じてしまいます。
いつも薪ストーブ設置・販売をお願いしているグランビル/長谷川社長曰く、
「薪ストーブの近くで暖を採っていると、遠赤外線効果で関節の
中の軟骨が緩んでくるので、とてもリラックスできて眠たくなってくる」
のだそうです。
真偽の程はわかりませんが、薪ストーブに当たっていると、
「それもホンマかも・・・」
という気持ちになってきます。
林業家と奈良・吉野杉の山へ/伝統構法、木造専門の建築家・東風、和風住宅
この秋に伐採してもらう杉の相談をすることが目的です。
今年は桧は静岡で、杉は和歌山で伐採してもらう予定ですが、
和歌山での伐採をして下さるのは、奈良県吉野在住の福本林業
の福本さんです。
林業家というとゴツゴツしていてぶっきらぼうな人を想像される方も
多いかもしれませんが、そんな方ばかりではないんですよ。
福本さんは大変上品で丁寧な紳士という印象です。
作業服や足袋を履いていなければ、林業家には見えないでしょう。
しかし材料を観る目や経験、技量は超一流です。
チェーンソーの切れ味も抜群で、信じられないほど早く木が切れます。
端で見ているとあまりに早く木が伐れるのでウソみたいです。
山のことは何でも教えてくださるし、東風も全幅の信頼を寄せています。
今回も東風スタッフ全員でいろんなことを教えていただきました。
上の写真は70年生(=樹齢70年という意味です)の吉野杉の
立ち木の幹です。
枝打ちされた痕跡です。
吉野杉は節の無い木材を作るために、木が若いときに枝打ちを
します。
例えば樹齢10歳のときに枝打ちをすると、その枝の元は樹芯付近に
残りますが、11年目以降は次々に外側へ新たな年輪が形成され
続けるため、表面には全く節がない材料が育つのです。
2年後(2014)に使う柱材を伐るためにこの70年生の山を観せてもらいに
行ったのですが、今回は赤身だけの柱を採りたいと福本さんに伝えると
「それならこの木では少し細いなぁ~。
やっぱり和歌山の100年生の木から採るようにしましょうか」
ということになりました。
京都市・北山杉面皮柱と中塗土仕上、間接照明の和風空間/伝統構法の木造建築東風
うちの優秀なスタッフOさんが毎日大阪から京都へ通い、精魂込めてつくった家です。
東風のFacebookページでも同じ写真を公開しています。
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