1週間以上前の記事ですが、
「木造建築東風としては、ココは抑えとかないと!」
という記事でしたのでご紹介しておきます。
これまで【エコポイント】という名前で、省エネルギーに寄与する商品を採用して、一定基準を満たす建築の新築・リフォームをされた建築主に対してポイントを付与していましたが、そのエコポイントに替わる、おなじような制度をじっしするかどうか?という検討を政府が始めたようです。
内容に興味のある方は、下記記事の画像をクリックして読んでみて下さい。
尼崎市のH様邸、無事に竣工し、昨日お引越しを済まされました。
先週の初めに竣工写真を撮ってきましたので、何点かお披露目します。
まずは外観から(↓)
1階の外壁は吉野杉(赤身・板目)
2階の外壁は白漆喰抑え仕上げです。
屋根には少しむくりをつけています。
上り口の式台 (↓)
材料は杉で、いつもの原田さんに化粧なぐりを施してもらったものです。
リビング内観(↓)
構造材は全て現しで、静岡県産の杉(新月伐採材)
床板は静岡県産の桧 厚み40mm
1階和室(↓)
襖紙には、京唐紙の太渦(ふとうず)という文様を型押しした、朱色の紙を使っています。
紙の色・文様は、クライアントのH様が選定されたものです。
2階子供室から吹き抜けを見たところ(↓)
2階の床板は静岡県産の杉・厚み40mmを使っています。
工事中のご不便にもご理解・ご協力を頂いた近隣の皆様
いつも陰ながら応援してくださる、東風ファンのみなさま
関係してくださった各職方と東風スタッフ
クライアントのH様
みなさまのおかげで素晴らしい家に仕上がりました。
心より、御礼を申し上げます。
(株)木造建築 東風 佐藤 仁
今日からついに8月ですね。
毎日強烈な暑さが続いています。
外でお仕事されている、交通整理の方や、工事関係者の方、始終走り回らないといけない宅配・郵便の方々などを見かけるにつけ、本当に頭が下がる思いです。
みなさま、体調を崩されませぬよう、暑さ対策を充分になさって下さい。
僕も外で体を動かして仕事をする時は、必ず長袖を着たり、頭に濡れタオルを巻いたりして気をつけています。
ほんのちょっとの注意で、おどろくほど疲れが違うので対策は重要ですね。
さて、ご報告が遅くなってしまいましたが、先月下旬に尼崎市内で完成見学会を開催させて頂きました。
当日現場へご来場頂いたみなさま、開催を快諾して下さったH様、本当にありがとうございました。
「すごく木の香りがしますね」
「居心地が良くて、つい長居してしまいました」
「(周辺の町並みと比べて)ここだけ雰囲気が違いますね」
などなど、みなさまからお褒めの言葉も頂き、大変嬉しく感じております。
ところで。
京都市内で工事が進んでいるU様邸では、内装の大工工事が完成に近づいてきております。
↑ リビング上部吹抜けの小屋組み
いつも通り天井は張らず、小屋組みの構造材をそのまま見せて仕上げます。
断熱材はこのもう一層上にしっかり入っていますから安心です。
昨日も最も暑い時間帯にこの家の2階で図面を描いていたのですが
風も抜けるせいか、暑くは感じませんでした。
↑ 1階玄関からリビングの方向を見たところ
手前の上部に写っている斜めの板張りの天井が玄関の天井板です。
後姿の大工さんの頭上に緩やかに登っている丸太梁は、
リビングと吹抜けに架かる、桧の丸太です。
写真を見ていただければお分かりかと思いますが
この家はものすごく軒を低くして作っています。
しっとりとして居心地の良い、落ち着く空間に仕上げるために
東風では建物の高さや軒の高さは、できる限り低くします。
↑ リビングに架かる階段も、ほぼ形が見えてきました。
軽やかな雰囲気に見せるために、各部材を小さく
したいのですが、あまり小さくしすぎると強度が確保できない
というところで、現場担当の当方スタッフや大工さんとも
何度も詳細に検討してこの形になりました。
写真では雰囲気まで伝えきれないのが残念ですが、
現場のみなさんが力を結集してくれたおかげで、
とてもいい階段に仕上がりそうです。
階段の形は、どこの現場でも特に気を使います。
○ 決してこれ見よがしなデザインにならないように。
○ でも、「この階段、きれいね~」と感じて頂けるように。
○ 安心して昇り降りしていただけるように。
ということを考えながら、家の中での位置や全体の
プロポーションなどから樹種・寸法を決めていきますが
出来上がるまでは、
「ちゃんと思ったように仕上がるかなぁ・・・」
と実は毎回心配です。
でも毎回、現場のみなさまのおかげで、問題なく
きれいに仕上がって一安心、という結果に落ち着きます。
いつもありがとうございます。