月別アーカイブ: 2012年7月

京都市・杉赤身の階段/数寄屋、和風、伝統工法、木造建築 東風

6月に上棟した京都市U様邸新築工事現場では、内装工事が急ピッチで進んでいます。

今回の現場では、大工の鮫島さんから
「構造材の刻みを行った後、上棟までに全ての内装部材の加工もあらかじめ済ませてしまう」
と提案があり、いつもと違うやり方でやってみたのですが、これが功を奏して現場の進み具合が通常よりもかなり早いです。

今後はこのやり方で行こうかと思うのですが、その反面、現場内には材料が山積みです(苦笑)。

↓ 2階の床板を張る、鮫島稔さん。
  今回の床板はいつも通り、杉板厚み35mmの本実加工した無垢フローリングです。

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階段の段板は、巾240mm× 厚み40mmの杉1枚板です。
赤身の張った、きれいな板です。

↓ 若手大工の井野さん。
  このときは書斎入口の建具枠と壁下地を起こすところでした。

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↓ 下の画像はリビングに面したL型の階段設置中の写真です。
  材料は全て杉を使っています。

  杉の中でも赤身が張った大径木から採った材料を使っており、
  杉独特の穏やかでかつメリハリのある木目が美しく見えるように
  と配慮したデザインにしています。

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この階段は、U様邸の中でも象徴的な存在になりそうです。
少し先になりますが、また完成したら画像をお届けします。
どうぞお楽しみに。

↓ 階段部材の刻み・加工から設置までは、全て大工の鮫島透さん
  が手がけてくれました。

  下の画像は、階段の側桁を設置しようとしているところです。

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今日は尼崎で見学会の最終日です。

午後からは、にわか雨の予報。
昨日も昼過ぎにざっと強く降ってくれたおかげで、大変過ごしやすくなりました。
毎日夕方に降ってくれるといいんですけどね(笑)。

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尼崎市・8寸角桧 大黒柱の家見学会/和モダン、伝統工法、木造専門の建築家東風

今日は雨の予報です。
少しは暑さが和らいでくれるといいんですが・・・。

さて、明日と明後日は尼崎市内のH様宅にて完成見学会を開催する予定です。

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↑1階LDKと大黒柱。

大黒柱は桧の8寸角。
棟木まで1本で到達する長さにしています。
床板は桧の幅広フローリング(厚み40mm)
写真の窓枠で区切られた薄暗いところがキッチンです。

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↑ 吹抜けから見通した2階内観の様子。
大黒柱に刺さっている地棟も桧です。

一般的には丸太梁には松を使われることが多いのですが、東風ではいつも桧を使っています。
木材表面の肌理の細やかさ・美しさが松と桧では全く違うためです。
現場を見て頂ければ、そのあたりも良くお分かりになっていただけると思います。

見学会の詳細についてはこちらをご覧下さい。

明日の土曜日はご来場予定者が少なく、今のところ、ゆっくりご覧になっていただけると思いますよ。
日曜日も見学は可能です。

まだまだお申込を受付けています。
たくさんのみなさまのご来場、お待ちしております。

※見学会は終了しました。
 たくさんのみなさまにご来場いただき、心より感謝申し上げます。

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京都市・玄関式台ちょうなで名栗加工/和風、数寄屋、伝統構法の木造建築東風

京都市左京区内で工事中のU様邸・玄関の式台に使うための材料に、いつもの原田さんに化粧なぐり加工を施してもらいました。

クライアントのU様にも立ち会ってお見せしたかったので、原田さんには1時間ほどかけて上京区にある中儀
(なかぎ) 銘木店さんへ来て頂きました。

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手を下す前に、材料をじっと見つめる原田さん。

この板は和歌山県産の杉の板です。
一番玉(木の一番根っこ)の原木から採りました。
北斜面に生えていた木なので目(=年輪)が詰んでいて、杢が中心部にぎゅっと集約されたきれいな板です。

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写真奥でチョウナを振り降ろしているのが原田さん。
手前で板を抑え付けているのは、中儀銘木店の小西さんです。

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なぐり加工が完了した時の状態です。
今回は板の見付部分
(画像で言うと右端部)は、なぐってしまわずに皮付きの状態で磨き仕上としました。

7/21(土)-22(日)の2日間、尼崎市にて完成見学会を開催します。
下の画像は、リビング上部吹抜けにかかる丸太梁と手摺の工事中の様子です。

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見学会の詳細についてはこちらをご覧下さい。
たくさんのみなさまのご来場、お待ちしております。

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尼崎・手刻み×面格子×漆喰 和風の家完成見学会/伝統工法、木造建築東風

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2011年の秋に墨付け工事に着手した尼崎市のH様邸がようやく完成しました。

丁寧な木造手仕事の魅力を皆様に体感して頂きたいと思い、クライアントのH様に完成見学会の開催を打診したところ、「どうぞ、どうぞ」と快諾のお返事。

大黒柱は8寸角/樹齢130年の桧で、構造材は樹齢100年超の大径木を2008年晩秋の新月期に伐採した天然乾燥材です。
30代前半の若い棟梁が4ヶ月かけて刻み、構造材の緊結には金物を一切用いずに、長ホゾと栓を使って組み上げています。
緩やかな弧を描くムクリ屋根と木製の面格子の外観に、付近を散歩される皆様も現場の様子をしげしげと眺めていかれます。

一度にたくさんのご来場者がおいで頂いて混乱することがないように、時間帯ごとにご予約を承って対応させて頂きます。お申込の際には、見学ご希望時間帯をお申し出下さい。(お子様をお連れ頂いても大丈夫です)

※完成見学会は終了しました。
 ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

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