先日、和歌山へ行ってきました。
伐採を依頼した杉の木を見に行くためです。
本当はその日に見に行く予定ではなかったのですが、当日の朝、雨が降っていたことから現場作業が延期になり、全ての都合がピタピタと合ってきました。
(というか、数週間前から林業家に「行きます、行きます」と言っていたのに、なんやかんやで行けずじまいだったのです)
そこで急遽
「今日しかない、今から行くぞ!」
ということになり、事務所スタッフ総出で和歌山へ。
現場は和歌山県田辺市の山深い北斜面で、とても良い杉が林立していました。
樹齢は100年ちょっと超えたあたりの人工林です。
立ち木を見てみて、あまりに良い木なのでビックリして
「いやぁ~、いい木ですねぇ~」
と僕達が言うと、吉野で長年林業を営んでこられた福本林業の福本さんも
「ここの木はいい木ですよ。
ひょっとしたら吉野の木よりも良いかもしれん」
と仰っていました。
東風の天然乾燥材ストックは、この春に使う予定の材料がたくさんあってかなりはけてしまうので、ストックを補充しておかなければなりません。
なにせ伐って使えるのは最短でも1年後、できれば2年後以降(2014~)ですから、伐り旬が終わってしまう今のうちに伐っておかなければなりません。
今月末までに伐採を行う予定です。
製材が楽しみです。
質問です。
よくTVで伐採シ-ンを目にするのですが、例外なく谷側に向かって倒しているようです。
この写真では尾根側に倒しているように見えるのですが、何か理由があるのですか?
Kさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
日本では普通、尾根側に倒すことが多いようで、その理由は山の斜面が急峻なためです。
谷側に倒すと伐採作業はとてもラクチンなのですが、木が斜面に沿ってズルズルと滑り落ちていってしまい危険だったり、枝が折れて商品に傷がついてしまったりといろんな理由があるようです。
欧米では山の斜面がなだらかなので、谷側に倒すと聞いたことがあります。
どちらに倒すかは現場の状況によって変えるようですよ。