先週塩尻へ行ったことを前回の記事で書きましたが、せっかく塩尻まで行くのだから・・・と思い、少し足を伸ばして木祖村にある水木沢天然林へ寄ってきました。
2008年に大阪府四條畷市でT様宅の工事をさせてもらった際に何度か木祖村へは足を運んでいます。
その際にT様から水木沢天然林に連れて行って頂き、その存在を知りました。
水木沢天然林へ入るのは2回目です。
仕事柄、人工林に入ることは多いのですが、天然林にはなかなか入る機会がありません。
林業家である僕の従兄弟は、
「天然林に入ると、人工林とはエネルギーが違う」
と言います。
そんな言葉を思い返しながら、天然林の中の遊歩道をゆっくり歩いて登ったのですが、まさにその通りで、植物の発する存在感というか生命感に満ち溢れた空間です。
人の手で整備される人工林は、木と木の間隔もほぼ等間隔で、樹種もほとんどが真っ直ぐな針葉樹に統一されています。
一方、天然林は人の手が入っていないため、木と木の間隔はバラバラ、樹種も真っ直ぐな針葉樹よりはむしろ広葉樹が多くて木は曲がっているし、天然更新が絶えず行われているため、風倒木もそこかしこに残っています。
と、言葉でいくら説明しようとしても、やっぱり伝えきれません。
それならば写真で・・・とも考えたのですが、写真でもやはりあの生命感は伝えられません。
もし興味のある方は、頭の片隅にでも憶えておいて頂いて、木曽に行かれたら足を伸ばしてみて下さい。
昨今よく言われる【パワースポット】という言葉が陳腐に思えるほどのエネルギーです。