昨日、和歌山県田辺市の山中で、桧の新月伐採を行いました。
来年神戸市内で住宅の工事を計画している i さん宅で使う床板用材を採るためです。
伐採に協力して下さったのは、奈良県吉野で林業を営む福本林業の福本さんです。
福本さんには、今回の新月期(10/31~11/5)で床板を採るための桧の原木を11本伐って欲しいとお願いしています。
上の写真の青い作業服を着ているのが福本さんです。
手前の切り株の横に座って一生懸命年輪を数えているのが、クライアントの i さんご夫妻。
北斜面に生えている桧だったので、とても目が細かく詰んでいて、年輪を数えるのも大変だったようですが、95本の年輪が確認できました。
昨日は建設業界に携わっている僕の友人2人も見学会に参加して下さったのですが、林業一筋を進んでこられた福本さんのお話は大変勉強になったとおっしゃっていました。
上の写真も昨日伐った桧です。
福本さんによると、吉野の桧とはちょっと違っていて、和歌山のこのあたりの桧は節が多いけれども、とても脂分が多くて色も濃く、香りが強くて粘り強い木だそうです。
僕がいつも見慣れている静岡の桧と比べても、色が濃くてにおいが強いように感じました。
帰りに太い枝や幹から採った木片を持ち帰ったのですが、車の中が桧の香りでいっぱいです。