10/9(土)に明石市のK様と一緒に京都市へ行き、玄関式台の化粧なぐりを行いました。
化粧なぐりとは、丸刃をつけたチョウナで木材の表面をはつって(なぐって)仕上げる手法のことです。
これがなぐる前の材料です。
樹種は杉で静岡産(2007年伐採新月材)です。
板巾は33?です。
この方が今回なぐって下さった、原田さんです。
昨年も原田さんになぐって頂いたのですが、リズミカルにコンコンとなぐっていきます。
東風では、京都市上京区の中儀銘木さんを通じて、原田さんになぐりをお願いしています。
これが途中までなぐったところ。
なぐった後の目と、なぐる前の目の違いが面白いですね。
で、最終的にはこんな感じに仕上りました(↓)。
見た目も美しいのですが、何といってもこの上に足を乗せたときの感触がとっても気持ちいいのです!
これは実際に体感して頂くしかありませんが、東風の事務所に来ていただければいつでもサンプルに乗って確かめて頂けますし、K様邸の完成見学会の時にもこの板の感触を確認したいただけます。
完成見学会の開催は12月初旬になる見込みですが、日程などは決まり次第またお知らせしますので、どうぞお楽しみに。
土曜日は雨の中ありがとうございました。
きれいな杉の杢目が、なぐることでますます際立った感じがしますね。
“機能美”という言葉が好きなのですが、これは正に機能(足触り、滑り止め)と美しさを兼ね備えていると思います。
Kさん、いつもコメントありがとうございます。
やはりデザインとは、「機能に裏づけされた美」でないとダメだと僕も常々思います。