東風で設計する建物は、いわゆる【逃げ場】がありません。
構造材はほぼ全てがあらわしになり、床板も天井板も、ほとんど全て裏表ともに化粧仕上げになります。
そんな設計なので、一番の泣き所は設備関係の配管・配線に関する部分です。
毎回毎回、大変ですっ!
明石市で進行中のK様邸でも電気配線が見えないように、大工さんと電気屋さんが協力してこんな風にすっと納めてくれました。
この写真は1階の天井を見上げたところですが、中央に下りてきている配線はどこにも露出していません。
(画像を拡大して見てもらえればわかります)
この床板は下地なしの厚い杉板(35mm厚)を梁の上に直張りしただけですから、2階から見るとこの天井板が床板になっています。
どんな風に配線したか、やり方がわかった方はコメント欄まで(笑)。
工事を「Mr.マリックにやってもらう」。
縦方向には梁の天場をシャクリで溝を掘ればVA線は楽に通せますねえ。
問題は35mmの板の間を25cmほど通す術。
合シャクリ(本サネ)になっているところを掘り込んでVA線を通した後に、雇いサネを入れて仕上げる・・・
なんて、いかがですか?
配線の仕方は教えていただきましたので、ネタばらしは控えておきます。
せっかく綺麗に収めていただいているので、へんな照明器具はつけられませんねぇ(笑)
応援団のKさん、Kさん(←それぞれ別の方です)、コメントありがとうございます。
正解をどうやって発表しようかと迷ったのですが、今後訪れて下さる方の楽しみを奪ってはいけない(?)と考え、正答は直接ご本人にお知らせすることにしました。
今後、正答をお知りになりたい方は、info@mokuzo-architect.jpまでご連絡下さい。