明石市の現場では、屋根工事が進んでいます。
上の写真は、屋根の上に上がって、屋根面を見下ろしながらとった写真です。
化粧垂木(杉:90mm×45mm)の上に、化粧野地板(杉板:本実加工 厚み12mm)を張っている最中に撮りました。
板の表面に筋がいっぱい入っているのは、板の反りを防止するための切り込みです。
無垢材のフローリングなど、片面のみが化粧の板の場合は、このように筋状の溝を入れて板が反りにくいようにあらかじめ加工しておきます。
上の写真は屋根面を下から見上げたところです。
さっきの写真とはちょうど逆の方向から見ています。
軒桁(のきげた)と垂木(たるき)が交わったところに銀色の金物が見えますが、これは【ひねり金物】というものです。
軒の出が深ければ深いほど、台風など強風にあおられた時に、屋根には大変大きな風圧力がかかります。
そんなときにも屋根が丸ごと飛ばされないようにという備えとして、このひねり金物を取り付けるのです。
9/5の構造見学会の折には、そのあたりも見ていただけるかな・・・ひょっとしたらもう外壁の下地に覆われてしまって、見えなくなっているかもしれません。
【お知らせ】
9/5(日)に兵庫県明石市内で構造見学会を開催させて頂くことになりました。
見学の機会を与えて下さるK様に感謝。
7.5寸角(22.5cm×22.5cm)の大黒柱(↓)は天然乾燥させた杉の新月材です。
当日は構造見学会ならではの企画として、他社とはちょっと違う白蟻対策などについてもお話ししたいと思っています。
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化粧野地板、下から見上げるときれいですね。
昨日、瓦が葺かれる様子を見てきました。
屋根まで上がって見せていただきましたが、整然と並んだ瓦が美しく頼もしい限りです。
屋根屋さんは暑さで大変だったと思いますが、これで大工さんは(少しは)涼しく仕事をしていただけるでしょうか?
Kさんコメントありがとうございます。
下からは屋根が見えないのが少し残念ですね。
大工さんにとっての暑さはこれで全然違うでしょう。
もう台風が来ても飛んでいくことはないと思うので、そういう意味でも一安心です。