住んでからわかる。掃除機は重要です

東風でつくっているような木の家に住み始めてみるとわかることなのですが、無垢の木の床板を張った家というのは、掃除をする時に実は大変気を使います。


なぜか?

それは、普通の掃除機を使って今までどおりに掃除をすると、すぐに床板が凹んでしまうからです。

その諸悪の根源は、掃除機のヘッドではなく、車輪の付いた本体です。



カーペットが敷いてある家や、新建材の床板が張ってある家では全く気にならないのですが、無垢の床板張りの家で掃除機をゴロゴロ引っ張りまわすと、すぐに床板に傷が付きます。

この傾向は、杉などの柔らかい樹種の床板を使うほどに顕著になります。



過去の東風のクライアントのみなさまからお話を伺ってみても、
「新しい家に住み始めたら、掃除機は使わないでほうきで掃除するつもりです」
と言われる方が結構多いです。

そんなみなさまにお薦めしたいのが、本体を引っ張りまわさない掃除機です。



よく見かけるのがこういうタイプ(↓)


掃除機1


 


 


 


 


 


 


 



自立するし、電源コードもなくて充電式なので使いやすくて結構重宝するようですね。

ただ、やはり吸引力が弱いのが難点かな?



また、下のような肩掛け型の掃除機もあります。


掃除機2


 


 


 


 


 


 



上の写真は東芝のエスカルゴという商品ですが、デザインもすっきりしていて、なかなか良さげです。


肩掛け型というと、やはりこんな感じ(↓)のものを想像してしまいますが、上の掃除機と比べると全然違うイメージですね。


掃除機3


 


 


 


 


 


 


 


 


 


まぁいずれにしても、

「新しい家では棕櫚のほうきなどで掃除をしよう!」

と意気込んでいても、やはり目地や溝の底に落ち込んでしまったゴミなどは、掃除機でないとなかなかうまくとれないのが現実で、ほうきの他にも掃除機も常備しておくのが現実的なようです。



以前、修善寺のとある老舗旅館の改修工事をやった時に、腰に本体をベルトで巻きつけるタイプの掃除機を仲居さんたちが使っていました。

旅館など和室が多い建物では、ふとしたときに本体を障子やふすまの縁にぶつけてしまうことが多いらしく、そんな事故を防ぐために、腰から掃除機本体を下げているのだそうです。

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