昨日は、西明石で地盤調査に立ち会った後で和歌山へ行ってきました。
友人の東さん(東建設工業)が預って下さっていた大黒柱を確認するためです。
写真中央の材料が、今回使う材料です。
上の画像をクリックして拡大表示していただくとお分かりになるかと思うのですが、根元から末まで9mの間ほとんど節が無くて、杢も材の中央を偏りなく真っ直ぐ貫いており、大変美しい木です。
色が黒ずんでいるように見えるのは、写真で杢がわかるようにと思い表面を濡らしたためです。
この木は2006年の晩秋、新月に合わせて伐った静岡産の杉の木です。
樹齢は約110年。
長さ 9m 太さは 240mm×240mm。
標高900mの北斜面という厳しい条件で育った木なので、
とても目が詰まっていて、おとなしい木です。
3年間、じっくり天然乾燥させたものです。
伐採の時の様子
→ https://mokuzo-architect.jp/archives/50764203.html
4ヶ月間、山で葉枯らし乾燥後、出材した時の様子
→ https://mokuzo-architect.jp/archives/50846599.html
製材した時の様子(2007.06)
→ https://mokuzo-architect.jp/archives/50937247.html
この木は、これまで東建設工業さんが好意で預って下さっていたのですが、このたび嫁入り先が決まり、来月から西明石で着工するKさんのお宅の大黒柱として使わせていただくことになりました。
東さん、いつもありがとうございます。m(_ _)m
今からどんな仕上がりになるのか楽しみです。
追記
そう言えば・・・と思って過去の写真を見ていたら、この木を製材した時(2007.06)の写真が出てきました。
こんな顔です( ↓ )。
嫁入り先のKです。
ほんとに素晴らしい木ですね!
こんないい木を使っていただけるなんて、感謝感激の極みです!
今から、この大黒柱が据えられている家を思い浮かべて、わくわくしています。
Kさん、コメントありがとうございます。
この木がリビングを貫いて立ったらきれいでしょうねぇ。
ぜひご自宅に遊びに来られたお客さんに自慢して下さい。