間伐後の林

またまた更新の間が開いてしまいました・・・。
先週の金曜日(5/21)、また静岡へ行きました。

今回は乾燥中の材木の雨養生をする作業が目的だったのですが、それはあまりにも地道で写真の写り映えがしない作業なのでここでは割愛・・・。



で、その道中、2007年の秋に間伐した林に入って様子を見てきました。


明るい森


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 



上の写真は、2007年の11月に間伐した、約90年生の杉・桧混合林の現在の様子です。

間伐を開始した時の記事(2007.11.06)
間伐が完了したときの記事(2007.11.10)

間伐する前は林道もなくて、下草も今ほどたくさん生えていなかったのですが、間伐したことで林が明るくなり、下草も充分育つような環境に変わってきました。

撮影した当日の天気がとても良かったせいもありますが、人工林とは言え、明るく緑豊かな美しい林に変わってきました。


№24 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


上の写真は、2007年に伐採した、この林の中で一番大きかった木の切り株です。

この年の24番目に伐採したことから、24番という番号がついていますが、根元の直径は70cmほどもあり、節のほとんど無い素直な木だったので、今春竣工した京都市N邸の板材として、様々なところ(※)に使われています。
(※・・・玄関式台、下足箱天板、ダイニングカウンター、リビングボードなどなど)

この木を製材したときの様子(2008.08)はブログでもご紹介しましたが、伐採の時にクライアントのN様も立ち会って下さった、とても思い出深い木です。

「もう根は朽ちて見る影も無いかな」

と今回現場へ行くまでは思っていたのですが、実際に行って見るとまだまだしっかりと残っていて、ちょっと嬉しく感じました。


 あなたはどちらが好きですか?
 30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家と
 「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2210年に言ってもらえる家

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です