上の写真は先月末に訪れた、浅草・浅草寺の宝蔵門です。
この門の屋根、思いっきり本瓦葺きのように見えますが、実はチタンで作られているのだそうです。
僕もこの日一緒に参拝した方から教えてもらうまで僕も知らなかったのですが、確かにこちらのページに書かれているとおり、チタンのようです。
『チタンは酸化物が非常に安定で侵されにくく、表面が酸化物の皮膜によって保護されるため空気中では、白金(プラチナ)や金とほぼ同等の強い耐蝕性を持つ。』(『』内はwikipediaより転記)
という性質が評価されて、近年屋根材として使われる事例をよく見られるようになりました。
酸性雨の影響で、銅板の耐久性が以前に比べて下がっていますので、社寺のように耐久性の高さが強く求められる現場では重宝するのでしょうね。
価格が高いのが難点ですが、瓦よりもずっと軽いので耐震上有利になります。
チタンには見えません
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