近頃、複数のお客様からいろんなご相談を受けていて、思うのは、
「やはりみなさん、同じような疑問で頭を悩ませていらっしゃるんだなぁ・・・」
ということです。
できるだけそういった疑問にお答えできるような記事を、ちょこちょこと書いていこうと思っています。
土地の購入を検討されている方からたまに相談を受けるのが、こんな質問(↓)
「土地の購入を検討しています。
気に入った土地が見つかったのですが、そこが建築条件付きの土地なのです。
不動産屋さんに
『建築条件を外してもらいたいのですが・・・』
と持ちかけたところ、建築条件を外すのなら300万円払って頂くことになります
と言われました。
こんな話ってあるのでしょうか?」
というものです。
実はつい最近来所された方も同じご質問をされましたが、これは結構よくある話です。
うちの過去のクライアントの中にも、実際に300万円支払って建築条件を外された方がいらっしゃいました。
不動産業界では、どうもこの
『建築条件を外すと300万円』
というのは定説化しているのでは?という気がします。
(すみません、僕は不動産業界の内情に詳しくないのであまりよくわかりませんが・・・)
家の隅々まで自分が充分に納得できるような注文住宅を建てたい!
というような方にとって一番いいのは、下記のようなパターンです。
建築条件なしの土地を探して買い
↓
自分が気に入った(または信頼の置ける)建設会社・工務店・建築家を
見つけてきて相談し、そこに建築工事を依頼する
しかし、複数のクライアントの方からお話を伺っていると、建築条件なしの土地で気に入るような物件は、なかなか見つからない!というのが実情のようです。
うちにご相談を持ちかけてこられるクライアントのみなさまも、やはり一番苦労されるのは土地探しみたいですね。
気に入った土地を見つけるのに2-3年かかった、という方は結構いらっしゃいます。
建築条件を外すのに300万円払うというのは、消費者の立場からすると、どうにも納得がいきませんよね?
僕も同感です。
じゃあどうしたらいいの?という知恵まで授けることはできませんし、300万円が妥当な金額なのかどうかも僕には判断がつきませんが、この手の話しはよくあるようです、とだけお答えしておきます。
(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を
ご無沙汰致しております。
ブログ、いつも楽しく拝読致しております。
佐藤さんにリフォームをお願いした当方も、建築条件を外す時のことを思い返すと、全く同じでした。
当方の場合は、もともと不動産業者所有で、土地上に残っていた築40年の古家を壊して新築することを前提として売り出していた物件を、「こわさないでそのまま欲しい」とお願いしたら、やはり300万余計にかかりました。
当方、素人ですのであまり理解できていないのですが、不動産業者の説明では、「すでに新築家屋の設計と役所への申請をしているので、その分のコストです」とのことでした。
中古物件や古家付き物件も含めて探す、というのも一案ではないかと、後になって気づいた次第です。
Iさん
それって、ひどい話ですね! だって、古家の解体費用&廃物処理費用が不要なのでそれだけでも、Iさんが300万ももらって当然じゃないのかなあ・・・
Iさん、Kさん、コメントありがとうございます。
土地との出会いはタイミングとか縁みたいな要素が多分にありますから、一概に費用だけでは決められないですよね。
なかなか難しい問題ですが、このように同じ問題に直面しているみなさんに、何かの参考になればと思い、記事にしてみました。