数学の教授から

一昨日の朝、京都市の現場へある大学の数学教授が立ち寄られて、少しお話をしました。

(註:この現場、とにかくお客さんが多いんです。
   最近でこそちょっと来客数が減って落ち着きましたが、竹小舞下地を編んでいる時や
   土壁を塗っている時は、ふらふらと立ち寄る方や見学に見える方がホントに多かった)



富山からお仕事の都合でお見えになったというその教授は、魔方陣(まほうじん)のことを教えて下さり、理系出身だと言うのにそれまで魔方陣なるものを知らなかった僕に、魔方陣の作り方まで説明してくださいました。



で、帰りがけに


「僕は名刺の寸法にこだわっているんですよ。」

と言われるので、何のこっちゃ?とお話を伺うと、教授の名刺は横幅を通常の名刺サイズより2ミリ小さくしているとおっしゃいました。



そこまで聞いてさらに訳が解らなくなったのですが(笑)、さらにお話を伺うと、通常55mm×91mmという名刺のサイズを、横幅のみ2mm縮めて55mm×89mmにすると、名刺の紙の縦横比率が黄金比になるんだそうです。

さすが数学の教授!と感心し、お知恵を拝借してうちの名刺も今後は早速黄金比にしようと決めました。

(東風では、手漉き和紙に印刷した名刺を1枚ずつ自分たちで切って使っています)



せっかくだから、みなさんにもお教えしようと思って書きました。

A教授、ありがとうございました。

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世界に、300年先も美しい風景を

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