クライアントのN様のご厚意により、10/18(日)に現在施工中の伝統構法型住宅・京都市N邸の構造見学会を行うことになりました。
道路側から見た建物全景。
見学会当日までには、いくらか屋根の瓦も葺けていると思います。
建方当日の様子。
上の写真は通し柱の足元ですが、石場立てになっている様子がお分かりになると思います。
上の写真は通し柱と胴差(2階床を支える梁)の仕口の写真です。
長ほぞに鼻栓を差して木組みだけで緊結しています。
この現場は、2007年11月の新月期に伐採し、自然乾燥させた木材を使っています。
木造2階建ての石場立て型伝統構法で、構造材の緊結に金物は一切使っておらず、足元も石に載っているだけの構造です。
耐震偽装問題後に改正された現行建築基準法になってからは、京都市内で初の新築伝統構法物件だそうです。
壁は昔ながらの土壁+竹小舞でつくり、屋根には日本瓦を葺きます。
このような形で建物を作る機会は、近年大変少なくなっていますので、興味のある方はぜひご参加下さい。
見学会当日は時間の許す限り、ご参加いただいたみなさまのご質問にお答えし、皆様のお役に立ちたいと考えております。
同業者の方も見学可能です。
遠慮なくご参加下さい。
※同業者の方へ:参加お申込の際、建設業に携わっていることを明記しておいてください。
お申込人数が多かった場合、別時間帯にさせて頂く場合もあります。
開催場所:京都市左京区
※お申込いただいた方に現場の地図をお送りします
開催日事:2009年10月18日(日) 13:00~16:00
参加お申込はこちらからどうぞ
(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を
佐藤さん
ワクワクするような家ですね。
はりきっている佐藤さんの顔が目に浮かびます。自分の手がけた作品が後世に残る建築の仕事の中でも、屈指の家になることでしょうね。
そんなすばらしい機会を与えてくれる施主さんには感謝感謝ですね。
Kさん、いつもコメントありがとうございます。
まさに仰るとおりです。
いろんな意味でこの現場は思い入れが強いです。
Nさんには本当に感謝×感謝です。
これからこういう建物を建てる際の申請手続きがもっともっと簡便になるといいなぁ、と思います。
僕も微力ながらそのための努力を続けていきます。