昨日の投稿に引き続き、静岡での話。
(と言っても、今は東京からこの記事を書いていますが)
静岡でもやはり新緑がとてもきれいでした。
材木を置いているストックヤードの脇でいくつか植物の写真を撮ったのでご紹介します。
上の写真は山吹の花です。
はらはらと軽やかな雰囲気の黄色が美しかったです。
この木は朴(ほお)の木です。
朴の木の樹芯の色は緑がかっていて、この緑色が鮮やかに出るほど珍重されます。
朴の木の板は版画の際の版木として使われたりします。
朴の木は木材としての利用価値よりも、きっと葉の使い道の方が有名でしょうね。
飛騨の朴葉みそで使う朴葉を採る木と言ったら伝わりやすいでしょうか?
朴の葉は1枚1枚がとても大きいという特徴の他に、食品を保存する効能があるようです。
以前信州へ行った折には、この朴の葉の中におにぎりのようにくるんだちらし寿司をごちそうになりましたが、静岡の僕の田舎では柏餅を作る際にこの朴の葉で餅をくるみます。
昔の人はいろんな知恵を知っていたのですね。
感心します。
その朴の葉はこんなふうに(↓)木に生えています。
ちょっと変わった生え方でしょう?
今日と明日は東京都世田谷区内でリフォーム計画の打ち合わせと現場調査をした後、一旦静岡に戻り、伊丹へ戻ります。
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世界に、300年先も美しい風景を