杉のナグリ


昨日は京都と大津へ行ってきました。

京都市上京区の中儀銘木店さんに、先月製材した杉板に丸手斧(チョウナ)で化粧ナグリ加工を施してもらうようにお願いしていたのですが、その加工が出来上がったという連絡を頂いたので、取りに行ったのです。

この写真の左側の板が加工前の板。
下の写真左半分が、化粧ナグリ加工が済んだものです。
(画像をクリックすると、拡大表示できます。)

 

杉なぐり

 

 

 

 

 



この板はサンプルとして作ってもらったものです。
今後もずっとうちの事務所に置いておいて、クライアントの皆様への説明の際に使うつもりです。

右半分はプレナーで仕上げただけの平滑な面のまま残してあり、
「どちらがお好みですか?」
とクライアントのみなさまに尋ねて決めてもらおう、というわけです。


杉なぐり2 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真はナグリ部分を拡大したもの。
スケール感がわかるように、僕の手も一緒に撮りました。
(この画像も拡大表示できます。
 まだ細かい部分を仕上げきれていないので、少し毛羽立ちが残っています)



今回は、現在墨付け加工を行っている最中の京都市N邸・玄関式台にご提案しようと考えています。

栗とか松の板でナグリを施す事例は良く見かけますが、杉のナグリの式台はあまり見かけません。
( ↑ 別に僕が発明したわけではありませんよ)
しかし実際に足を置いてみると、なんとも言えずイイ感じです ♪

こればっかりはインターネットではお伝えできないので、うちの事務所にお越しの際はお申し出の上、ぜひ体験してみて下さい。



ナグリ加工は、柔らかくて傷つきやすいという杉の欠点をカバーしてくれて、足触りの良さ・面白さをさらに引き立ててくれます。
なかなかお勧めです。


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世界に、300年先も美しい風景を

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