すごい彩りでしょう?
今週の月曜日に京都の画材屋さんへ行って見てきた岩絵の具(顔料)です。
すべて粉末で販売されているのですが、ビックリするような値段でした。
(色や粒子の大きさによっても違うのでしょうが、スプーンたった1杯で千円以上って感じ・・・)
今回は現在製作中のうちの事務所の看板を着色するのに使ってもらう顔料の色を決めるために、彫刻屋さんに連れて行ってもらいました。
色を決めるのは迷ってしまいましたが、今こうやって写真で見てみると色が優しくてとてもきれいですね。
これが日本古来の色彩なのでしょうか?
( ↑ 僕は良く知りませんが、少なくとも顔料の名前を読んだ限りはそんな雰囲気でした)
(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を
佐藤さん 看板作り順調に進んでいるようですね。
岩絵の具の不思議なのは同じ岩石なのに粒子の大きさによって色が微妙に違って見えますね。 それから、膠の濃度も重要ですね。薄いと剥落するし、濃いと経年変化でひび割れてしまいます。
上塗はするのですか? ド-サ引きをすると永持ちしますが、感触はイマイチかな? もっともこれはダンジリの彩色に関してですけど。
僕は日本画は専攻してないのでよくわかりませんが、きっと粉で見る色と膠で定着させたときに見える色と少し違うのではないかな?とおもったりします。ちょっと濡れ色になるのでは?
とことんこだわるなら、試し塗りをしないとイメージが違ってしまうような気がします。
できあがりが楽しみです(*^_^*)
Kさん、Iさん、コメントありがとうございます。
Kさんへ
僕はあまりこの系統の話に詳しくないので、ドーサ引きという手法も初めて知りました(恥)。
彩色も彫刻屋さんにお任せするのですが、当初
「雨で流れないようにするのなら、水性アクリル塗料がお勧めですよ」
と言われ、ちょっとそれは寂しい・・・と思って雨に当たらない場所に掲げて使うようにしました。
だからドーサ引きもしません。
Iさんへ
確かに、膠を混ぜると色が少し黄色かかって見えるようです。
ただ、顔料の色だけでなく板の色も紫外線で焼けて刻々と変化していくので、あまりシビアに考えてもどうしようもないなぁと開き直っています。
お二人とも、気にかけて下さってありがとうございます。
とても嬉しく感じております。
佐藤さん
ド-サとはニカワにミョウバンを混ぜて作ります。日本画では和紙にド-サを引いて(塗って)絵を描く場合も多くあります。にじみ止めとか紙がしっかりするとかの効用があるようです。
うちのだんじりにはド-サ引きをしていませんが、ド-サ引きをしただんじりもありますので今度舁夫で来られた時に現物を見比べてください。超安っぽいところではクリアラッカ-仕上げなんていうだんじりもありますよ! 曰く「うちのだんじりは防水加工じゃ」=唖然!
Kさん
そうか、忘れてました。
Kさんは紙の専門家でしたね(笑)。
だから紙とか塗料に詳しいんですね。
またいろいろ教えてください。
今年はまた西条に行かせてもらうつもりです。
だんじりにクリアラッカーは頂けませんなぁ・・・