設計図通りなんだけど、施工監理が・・・。

みなさま、クリスマスはどのようにお過ごしになられたでしょうか?
僕は今年、久しぶり(約30年ぶり)に、自分でケーキを作ってみました。

子供のときは「料理が生きがい」という母親に言われて、よくケーキやパン、おせち料理の手伝いをしていましたので、作ることに対する抵抗は全くありません。

でも、気付いてみれば30年も経っていたのですね~。



事の次第はこんな感じ(↓)です。

1ヶ月ほど前に今年のクリスマスケーキの話が家族内で持ち上がったときに、家内と息子(6歳)がどのケーキを買うか?というような話をしているわけです。

そこでちょっと思いついた僕は、息子に尋ねてみました。

「丸々1個のケーキを買ってくるか、それとも家で同じ大きさのケーキを2個作るか、お前はどっちがいい?」

と。



さぁ、うちの息子はどう出てくるかな?と興味シンシンで返事を待ってみると、

「2個!」

と言いました。
やはり、子供は【質より量】です(笑)。

ということから、今年は父と子でケーキを作るぞとなったわけです。



で、23日の午後に作ってみました。

作り始めたときは息子に材料の分量を計らせたりして参加させていたのですが、そこに息子の友達から1本の電話が・・・。

「今から遊ばへん?」
「行く行く~♪」

ということで、作り始めて5分後にさっさと息子は出かけていってしまいまして、結局ほとんど父親一人で作ることになったわけです(苦笑)。

で、できあがったケーキがこれ(↓)です。

 

Christmas cake

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さすがにイチゴと中央のサンタクロースは購入してきたものですが、それ以外は全て作りました。
デコレーションも含めて完全自作です。



ここで察しの良い方はお気づきでしょう。
「あれ、1個しかないやん」
と。

そうなんです。
材料はちゃんと2個分用意したんですが、1個になってしまいました(泣)。



実はスポンジを焼いたところ予定の半分の高さまでしか膨らまず、2個分のスポンジの生地が結局1個分のボリュームになってしまったのです。

材料の分量はきっちり量りました。

それはもうすごい正確さで、小さいころ母親から
「料理の分量は多少間違えても大丈夫だけど、お菓子は絶対正確でないとだめ」
と叩き込まれていたためです。

で、料理本片手に孤軍奮闘したのですが、スポンジを焼いてみると膨らまない・・・。
で、仕方なく2個分の材料を突っ込んで作ったスポンジを2つ重ねて、ようやく1個分のケーキになってしまったというわけです。



結局原因は材料の分量ではなく、スポンジの生地の泡立て具合(泡立てが足りなくてもだめ、泡立てすぎてもだめ)と、生地を練ってから焼くまでのタイミングなど、いわば本には書ききれない【勘所】がまずかったようです。



ここで僕は悟りました。

やはりいくら設計図書(料理本)通りに作っても、結局現場で施工監理(手順やタイミング・説明できない勘所)がきっちりできていないと、ちゃんとしたものができないんだと・・・。

いやぁ、ホンマにいい勉強になりました。

木造なんて、ほんまに現場監理が命みたいなもんですからね。
これができないとメチャメチャになります。



材料は分量どおりに守っていたので、味はまぁまぁいけましたよ。
問題はスポンジが固かったことだけです。
まるでパウンドケーキのようなスポンジでした(笑)。

 

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