大津市内で T さんのお宅の新築工事が進行中です。
今年は台風が来ないので、工事を進める側としては助かります。
でも地球環境面ではちょっと心配ですが・・・。
現在現場では外装工事が完了しつつあり、雨天の日には内装工事を進めたりしているので、両方が平行して進んでいるような感じです。
上の写真は、2階の寝室からリビング上部吹抜けの方向を見たところ。
中心に立っている柱はこの家の大黒柱です。
吹抜けを通じて南西方向を見ると、外には田んぼが広がっています。
のどかな風景です(↓)。
実は少し前に、もう10年くらいお会いしていない大学時代の同じ研究室のT先輩からいきなりメールを頂きました。
もちろんすごくうれしかったのですが、「どうして?」と思いメールを読み進めると、なんとこの工事中の現場の斜め向かいの家に、そのT先輩の奥様のご両親が住まわれているというのです。
で、たまたま奥様のご実家に帰られた日(当時は建前直後)、木組みが外からもろに見える状態だったそうで、
「なかなかおもしろそうな仕事をしているなぁ・・・」
と眺めていたとのこと。
現場には施工を担当してくれている梓工務店さんの看板が掲げられているので、T先輩が帰宅してから梓さんのサイトを見てみると、実は設計者が僕だったことがわかり、うちのサイト経由でメールを下さった、というわけです。
(ちなみに、現場にはうちの看板を掲げていません)
世間は狭いですね。
T先輩は、全国的にも名の知れた大阪の建築設計事務所・無有建築工房に勤務されて活躍中です。
T先輩は上の事務所で現代建築の最先端みたいな建物を作っておられますが、昔から木造建築や和風建築も大好きで、学生の時には一緒にバイクでツーリングに行ったりしていました。
ふと振り返ってみると、もう大学を卒業してから15年が過ぎました。
早いなぁ・・・。
15年間、ず~っと木造だけに専念してやってきましたが、まだまだです。
これまで暗中模索で突っ走ってきて、ようやく夜が明けそう、って感じですね。
これからやっと太陽が出てきて、世の中がよく見えるようになっていくのかなと思うとワクワクしますが、金融問題やら環境問題やら、いろんな大きな問題が世の中をにぎわせています。
これから我々の社会は一体どんな方向に進んでいくんでしょうね。
まぁそんな大きなことは考えたって僕1人では何にもできませんから、ただ僕は自分の前にある道をゆっくりゆっくり進んでいくだけです。
(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を