先週の初めに、大津市の梓工務店さんへ行ってきました。
(記事のアップが遅くなってすみません。
昨日ご報告したとおり、静岡へ行きっぱなしだったもので・・・)
大津市内で明日から建て方を始める、Tさんのお宅の構造材刻み作業の進捗状況を確認したり、細部の打合せをしたりするためです。
構造材の緊結にはボルトなどの金物を使わないので、構造材は全て手刻みで込栓(こみせん)などで縫い合わせていく在来工法です。
(手刻み+栓引きですが、伝統構法ではありません)
この梓工務店の伊東社長が先日話してくれたのですが、この家の構造材の1坪当たりの木材体積は、現代の平均的な一般住宅の2倍あるんだそうです。
( ↑ 自分ではいちいち計算していないので、全く意識していませんでしたが・・・)
戦前の一般住宅並みだそうですが、実はさらにすごい話が(↓)。
現在梓工務店さんが信楽で建築中の物件は、何と1坪あたり4倍の木材を使っているそうな。
(すごい・・・)。
木をたくさん使うと、家の雰囲気もどっしりしたものに変わってきます。
今週末は建て方~上棟式を行うので、また現場に何回か足を運ぶことになります。
クライアントのTさんもとても楽しみにされている様子で、ご主人は建て方作業を見るために仕事を休んで(半休?)駆けつける予定だとか。
クライアントの方が現場を楽しみにしてくださっているというのは、とってもうれしいことですね。
職人さんも張り合いが出るでしょうし、頻繁に現場にいくということはいい家づくりのための第1歩です。
先述したとおりこの現場は構造材の緊結に金物を使っていないので、この機会に構造見学会をやって皆さんに参考にしていただこうと思っていたのですが、ちょっとスケジュールの都合がつかないかもしれません。
もし開催するとしたら9/7(日)あたりの予定ですが、その際には改めてご連絡します。
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