上の写真は、古家を解体する前に既存の襖から外した襖の引手です。
クライアントのNさんが購入された土地の既存建物にあったもので、Nさんから一時お預かりしています。
この引手は燻べ(くすべ)と呼ばれる手法で黒く色付けをしたもので、赤銅(しゃくどう)と呼ばれる色です。
上の卵型のものは地金が銅製
下の小判型七宝飾り(?)のものは底が銅製、縁は真鍮でできています。
この手の引き手は専門職にお願いすれば、洗いをかけたり再度色付けをしなおしたりして新品同様にきれいにすることが可能です。
(きれいにするか、それともかすれたままで使うかは好みの問題ですが)
素材のしっかりしたいいものは、長い間にわたって使い続けることができるし、年月を経ることで味わいが出てくるのでいいですね。
持つとずっしりとした重みがあります。
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