滋賀・三井寺唐院の建具

先週のことですが、滋賀県大津市で近々新築住宅の提案を行う予定の現場を視察に行きました。

現場へ行く前に条例関係を確認しようと大津市役所へ行ったのですが、ちょうど昼休みに差し掛かってしまい、時間が空いたので近くの三井寺(みいでら)へ立ち寄りました。

三井寺へはかねがね行ってみたいと思っていたのですが、機会に恵まれず今回が初めてです。

現在、金堂(国宝)の修理が行われている最中で、外部には仮設の素屋根が掛けられていましたが、中は拝観することができました。

その後、同じ三井寺内にある唐院潅頂堂という建物に差し掛かった折、とても粋な建具を見かけました。
下がその写真です。
(画像をクリックすると拡大表示できます)

柔らかな表情を出すためにわざと太目に作った桟と、繊細な七宝の透かし彫りとの対比が生み出す緊張感、そしてアクセントに菱形に胡粉を塗った軽快なデザインが絶妙ですね。
蝶番にもきちんと心配りがなされていて、ため息が出そうです。

素晴らしいセンスです。
恐れ入りました。
脱帽。

三井寺には、光浄院客殿と勧学院客殿という名建築(ともに国宝)があるのですが、事前申込をすれば拝観許可が降りるということを初めて知ったので、近いうちにぜひ申し込んで拝観させて頂こうと思っています。

一緒に行きたい方、いらっしゃいましたら、さとうまでメール下さい。
( ↑ ちなみに、3名以上のグループでないと受け付けて下さらないそうです)

【お知らせ】
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新月伐採現場見学会を開催します。
詳しくはこちらをご覧下さい。

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

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