昨日、現在取り組んでいる新築住宅の家相の鑑定をお願いしに、京都の清明(せいめい)神社というところへ行ってきました。
清明神社は陰陽師(おんみょうじ)で一躍有名になった、安部清明(あべのせいめい)に由来する神社で、11世紀に創建された神社だそうです。
なぜわざわざ清明神社に行ったのか?
僕が木造に関する素養を仕込んでもらった京都の鈴木工務店という会社に勤めていた時に、退職前の最後の現場として茶道三千家の一つである武者小路千家(むしゃこうじせんけ※)の東京稽古場の現場監督を担当していたのですが、その時に家相の鑑定をしてもらったのが清明神社だったからです。
※ 茶道家元である三千家(さんせんけ)のうちの一つ。千利休の直系子孫。三千家とは、表千家・裏千家・武者小路千家の3つの千家のことをいう。
話があさっての方向に飛んでしまいましたので、元に戻します。
この新築住宅のプランはすでに固まっていて、それをクライアントも気に入って下さっていて何も問題は無かったのです。
ただ、鬼門に水周りが配置されていて、
「このプランは気に入っているけど、これは家相的にあまりよくないんじゃないか?」
という疑問が最終段階で湧いてきて、前回の打合せの際に、「ちょっと調べてみてよ」ということになったのが事の発端でした。
僕は家相の専門家ではないので、そんなに詳しくありません。
そこで、まずインターネットで調べてみると・・・あるわあるわ、エライ数の情報が出てきました。
一つずつクリックして読んでみたのですが、どれもビミョ-に解釈が違っていて弱りました。
(↑こういうことは統一してよ~)
そして調べていくと、とんでもないことが書いてあります。
「この方角に水周りがあると大凶」
「ここに台所があると大凶」
などなど。
正直、
「調べるんじゃなかった・・・」
とまで感じました(笑)。
で、結果はどうあれ、その善後策を講じることが重要です。
ダメならダメで、じゃあどうやったら改善できんねん!ということです。
プラン(各部屋の配置)は変えたくなかったので、桝の位置を鬼門から外すとか、なんかそういう解決策に関する情報がないものかと探してみたのですが、これが見事に無いのです。
少なくともインターネット上には。
ここで弱りました。
これでは埒が明かん。
ここはプロに頼んだほうが早いし、信頼性もあるし・・・ということで先述の清明神社へ行くことになったわけです。
いざ行ってみると、清明神社は人生よろず相談所みたいなところのようで、相談に来た多くの人が待合室で待っていました。
1時間半ほど待って、やっと宮司さんに会えて、家相を診てもらいました。
この宮司さんがまた、すごい貫禄のあるおじいさんです。
この人に診てもらえれば絶対大丈夫!と感じさせる雰囲気があります。
昨日初めて知ったのですが、家相を診るにあたってはその家のご主人の誕生年月日が必要だそうです。
それもクライアントに聴いてから望みました。
「さて、どんなとんでもないことを言われるのかなぁ・・・」
と半ばビビりながら(笑)聴いていると、全然悪いことなんか言われません。
「このままでいいです。このまま進めてください。」
ということばっかりです。
「おいおい、ホンマかいな」
と逆に心配になってきたので、
「あの~、ここも×ここも×ここも、その筋の本によるとダメって書いてあったんですが・・・」
と聴くと、こういう答えが返ってきました。
「家相を診る時には、敷地の角が一番大切なんです。
敷地の角に充分なスペースがないと、気の流れが滞ったり湿気が溜まったりする。
このプランではそれが確保されているから、大丈夫。
全然問題なし!」
ということで太鼓判を押してもらいました。
きちんと鑑定書(←でもこれが達筆すぎて全然読めない・・・)も頂いて帰ってきました。
鑑定はメチャメチャ早く終わってしまいました。
時間にして5分くらいでしょうか。
まぁ、とにかくいいことばっかり言ってもらえたのでメデタシメデタシなんですが、
「一般に巷で言われている家相って、一体何?」
と感じてしまいました。
これから家を建てようとしている方は、家相に関する本をあまり読みすぎないほうがいいかもしれませんよ。
鑑定料も決して高くは無かった(ここでいくらか書いてしまうと、清明神社に殺到してしまうかもしれないのでやめておきます)ので、その道の専門家に診てもらう方が安心できていいんじゃないでしょうか。
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