このところバタバタしていて、すっかり更新をサボってしまいました。
楽しみにいつも来てくださっているみなさん、ごめんなさい。
また、ボチボチ書いていきますので、どうぞよろしく。
今さらですが、映画 『たそがれ清兵衛』 を観ました。
よかったですね。
うまく表現できませんが。
何というか、【 間 】が良かったです。
ローアングルなカメラワークも良かったし、
何よりもやはり、真田広之と宮沢りえの演技がじわ~っときました。
↑僕は、宮沢りえ大好きなんです・・・(笑)。
原作(藤沢周平氏)は読んでいないのですが、最後のしめかたもとても良かったです。
本当の幸せとは何か?というこの映画のテーマが、ストレートに伝わってきました。
観ていない方は、一度ご覧下さい。
映画の中の建築も美しかったですよ。
囲炉裏端で火を前にして家族と話すシーンや、
こんもりしたかやぶき屋根の家、
玄関の式台に腰掛けている清兵衛(真田)と、取次ぎ(←今で言う玄関ホール)の間にきちんと座って話す朋江(宮沢)を引き立てる、舞良戸(まいらど)や障子、衝立などで構成される空間など。
僕には、どうしても自分で建てたい家が一つだけあります。
それは、寄棟(よせむね)の茅葺屋根を持った、平屋で30坪くらいの家。
材料をとことん吟味して、どっしりとした構造材を使い、渋~い家を建てたいのです。
自分で本当に納得のいくものをつくり上げるのには、まだまだ修行が足りないようです。
きっとこの夢をかなえるのは、まだまだ大分先になるでしょうね(笑)。
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世界に、300年先も美しい風景を