昨日、兵庫県西宮市で開催されていた、故 細川和昭氏の写真展(2005.03.01~2005.03.10開催)に行ってきました。
1ヶ月ほど前に和歌山の友人から案内をいただいていたのですが、失礼ながらすっかり忘れていました。
ちょうど、別件で急に西宮に行くことになり、
「そう言えば、たしか今日までだったような・・・」
と思い出して、足を運んでみました。
僕にとって細川氏のまとまった数の写真を目にするのは初めての機会でしたが、もう、なんと言うか、感動して一歩も動けず、背筋がず~っとゾクゾクしていました。
写真を通して細川氏が表現したかったこと、撮影している時の現地の状況などがストレートに伝わってきました。
ちょうど写真を通じて会話ができるような感覚というのか・・・。
(僕は一応建築家のはしくれなので、建築ではこういう感覚をよく味わうのですが、写真では初めてでした)
そして何よりもその美しさに圧倒され、感動に打ち震えました。
このような風景写真のほかに、仏像の写真、木工職人の写真など、ほとんどがモノクロームの写真でしたが、僕もまた久しぶりに contax を引っ張り出してきて撮ってみようかなぁ、と思いました。
上の写真は確か大正池(上高地)の写真だったと思います(間違えていたらごめんなさい)。昨日会場にいらっしゃった、細川氏の奥様にお願いして、ホームページへの掲載の許可をいただきました。上の拡大写真はこちらのページでご覧になっていただけます。
ご本人(細川氏)は2002年に他界されているので、残念ながらもうお会いすることはできませんが、生前親交のあったたくさんのご友人のみなさんが、今回のような写真展を毎年企画・開催されていると訊き、そのお人柄の片鱗にも触れることができたような気がします。
来年は、細川さんが生前、中国で撮影された作品を集めた企画展を、今回と同じ場所でまた開催されるそうです。
またその折にはぜひ僕も足を運びたいと思っていますが、みなさんにもご案内しますね。
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世界に、300年先も美しい風景を