2016年4月から、家庭向けの電力も自由化されます

つい最近、DMが届いて知ったのですが、2016年4月からは家庭向けの電力も自由化されるんですね。
関西圏にお住まいの方は、関西電力以外の電力供給者から電力を買うこともできるようになるそうです。

自分もつい最近知ったところなので、まったくと言っていいほど事情をわかっていませんが
みなさまの参考になればと思い、下記サイトへのリンクを張っておきます。

電力比較サイト エネチェンジ
https://enechange.jp/articles/liberalization

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荒壁塗付け@大阪府堺市/石場建て伝統構法の長屋門、数寄屋、手刻み、和風

4月に上棟した大阪府堺市の長屋門。
5月の中旬に荒壁(あらかべ)をつけました。

一口に土壁と言っても、大きく分けて3層(かそれ以上)によって構成されています。
簡単に言うと、3層とは下塗り・中塗り・上塗りの3つの層のこと。
荒壁はその中でも一番最初に塗りつける下塗りのことを指し、壁土の粘度も一番高い(=ネチャネチャの)土です。

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塗りつける直前の荒壁用壁土はこんな感じです(↑)。

壁土は最初赤茶色なんですが、水とワラスサを混ぜて寝かせておくと、徐々にこんなダークグレー色に変色します。
子供の時にドブで遊ばれた記憶がある方は多い(最近は少ない?)かと思いますが、あのドブの匂いがします。
(最近、ドブで遊んでいる子供を見かけない気がします・・・。そんなことありませんか?)

今回の壁土は、この敷地にもともと建っていた長屋門を解体した時に発生した100年前の壁土を50%、そして今回新たに購入した壁土を50%ずつ混ぜ合わせ、約3ヶ月寝かせました。
そしたらこんな色です。

古土を使わずに新しい土100%で寝かせる場合はもっと長い時間寝かせるんですが、古土を混ぜると早くこんな色になります。
(何でそうなるのかは知らないので、どなたかご存知でしたら教えて下さい・・・。
ずっと前から不思議で不思議でしょうがない~!)

ちなみに寝かせてから1.5ヶ月くらい経った時の状態はこんな感じ(↓)。
寒くて気温が低かったせいもあるのでしょうが、使うのにはまだちょっと早いかな・・・という印象です。

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この寝かせた壁土を一輪車に積み込んで、練り返して職人さんに渡すしんどい力仕事は新米の仕事。
先輩にヤイヤイ言われながら、重たい壁土をパスします。

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塗りつけている最中の動画も撮ってきました。
こちらです(↓)。

そして、塗りつけた土を裏側から見るとこんな感じです(↓)。
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竹小舞の間から、
「にゅ~っ」
と土がはみ出して、竹小舞に絡み付いている様子が良くわかりますね。
こうならないと、壁としてもしっかりしないんですよね。

20年ほど前、阪神淡路大震災の被害を受けた、大きなお屋敷の現場で長屋門の再建築をしたことがあるんですが、その時の壁土がものすごくしっかりしていて、どついてもどついても全然土が落ちなかったのを良く覚えています。

そうかと思うと、安普請の長屋の壁土などはチョンチョンとたたくと、ものの見事にバサッと全部落ちたりします。

やはり手間を惜しまずにやった仕事は違うなぁ・・・と身にしみて感じましたね。


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荒壁を全部塗りつけた現場の状況がこちら。

ここから土が乾くまで、しばらく現場はお休みです。

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堺市の長屋門 竹小舞下地/石場建て伝統構法、数寄屋、手刻み、和風モダン

ブログの更新が滞っており、現場の進捗状況に追いついていません・・・(汗)。
順番に少しずつアップしていきます。

大阪府堺市で建築中の長屋門、屋根が葺きあがったので、次は壁です。

まずは竹小舞(たけこまい)下地。

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東風で使う竹小舞は、一般のものよりも小ぶり(=細い)です。

別にわざと小さくしているわけではないのです。
「防虫加工していない竹小舞が欲しい!」
という、わがままなリクエストをすると、仕入先が決まってきてしまうためです。

しかしそこは勝手知ったる竹屋さん。
今回もちゃんと防虫加工をしていない竹を置いといてくれました。
もちろん、年末の伐り旬に伐った竹です。

左の少し幅広いものがえつり竹(間渡し竹)用。
右側の細いものが小舞竹用です。

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今回の竹小舞を編んで下さったのは、ベテランの職人・藤原さん。
上の写真は、えつり竹(間渡し竹)を入れているところです。

京都在住の職人さんで、だい~ぶベテランなので、わざわざ堺市まで来て頂くのは申し訳ないのですが、正直なところ下地職人さんって本当に少ないんですよね。

2009年に京都市で石場建て住宅を作ったときも、この藤原さんが来て下さいました。
まだまだがんばって頂きたいのですが、これから取り掛かる土壁の家はいずれも京都からはちょっと遠いんですよねぇ・・・。

「また下地編む家の仕事、言うてや!」

と藤原さんは言って下さったのですが、遠方の現場は負担をかけてしまいそうで、ちょっと声を掛けづらいなぁ・・・。

さて、竹小舞下地です。

編みあがるとこんな感じになります(↓)。

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土壁を食らいつけるために、竹と竹の間を少しずつ あけて編みます。

京都の場合は空きが1.2寸~1.5寸程度なんですが、この竹小舞だけの状態って、結構きれいなんですよね。
光が透過すると格子みたいな影が落ちて、なかなか写真映りが良いんです。

次回はこの竹小舞下地に荒壁をつける作業の様子を報告します。

がんばって現場に追いつかねば!

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伐採した杉と桧を製材/旬切り、伐採、天然乾燥、伝統構法(工法)、石場建て

5月に奈良県桜井市の製材所で原木の製材を行いました。
あまり本数は多くなかったのですが、今回はどれも節が少ない木ばかりを挽いています。

まずは大阪府河内長野市・金剛山のヒノキ。
カウンターなどに使う幅広の板を採るために製材しました。

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次の木は奈良県桜井市の多武峰(とおのみね)という地域で伐採された、樹齢約120年の杉。
伐採に立ち会った時の様子はこちら

↓ 大黒柱用 (9寸角×長さ6m) 4面節がない、とってもいい柱が採れました。
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多武峰(とおのみね)というのは、大化の改新(645年)のための密談が行われたといわれている、奈良県桜井市の談山(たんざん)神社がある周辺一帯の地域のことです。

吉野で原木を扱う木材関係者の間では、多武峰の木はよく手入れがなされた良い木が採れる地域としてよく知られているそうです。
( ↑  東風の木を伐って下さっている、福本林業の福本さんから教わりました)

実際に挽いてみると、その評判に違わず本当にきめ細かな手入れがなされた木が揃っているのが良くわかります。

この木も、南西斜面という木としては温かく育ち過ぎやすい斜面にありながら、植林の際に非常に密植されていたため、育つスピードが制限され、年輪が大変細かくて木目が非常に美しい木に育っています。

そして樹齢10~20年の若い時(今から100年前)に丁寧に枝打ちがなされているため、かなり芯の方に行かないと節が出てきません。
すばらしい木です。

次の写真の木も同じく多武峰の木です。

しかしこの木はちょっと特別な思い入れがありました。

長さは4.6m。全景はこんな姿の木です。
樹齢は同じく約120年。

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下の写真が木口の全体写真です。

伐採したときのものと思われますが、ちょっと割れが入っています。

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この木の特徴は芯目(中心部の目)にあります。

上の写真ではちょっと良くわかりませんが、下の拡大写真を見て下さい。

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中心部の年輪が異常なまでに詰んでいます。
木の年輪というのは中心部が古く、外側に行くほど新しい層ですから、この木は直径約5.5cmの太さになるまでに、25~30年程度を要している木です。

この木を買うために多武峰山の土場(どば)に行ったとき、山のように積まれた原木の中から、僕がこの木を引っ張り出してみてほしいとお願いしたときに、福本さんいわく
「この木は若いときに、苦労して×苦労して育った木やなぁ~」
とおっしゃっていました。

これは植林された木ではなく、おそらく実生の木だと思います。

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木の年輪は1本1本それぞれみんな違っていて、それを見れば木の歴史がわかります。
こんな木は、ぜひ東風に来てもらわねば!と思い、一目惚れして選びました。
その木を挽いたときの目がこちら ↓ 。

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こんな目の板が何枚か採れて、ついに芯の部分まで挽いていくと、ようやく節が出てきました。

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木の直径は50cmくらいあるのですが、そのうちの直径5cmあたりまでで全ての枝が打たれているのがわかります。

この木はこれから1年くらいかけて乾燥させてから使いますが、どんな家にお嫁に行くことになるんでしょうね。
今から楽しみです。

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金剛山の原木伐採現場へ/旬切り、伐採、天然乾燥、伝統構法(工法)、石場建て

2015/05/16(土)の午前中。
雨が降る中、大阪府河内長野市にある金剛山(こんごうさん)へ行ってきました。

と言っても、もちろんのんびり登山ではありませんよ。
2014秋~2015冬にかけて伐採し、葉枯らししていた杉の原木と現場の状況確認のためです。

雨が降ろうとも、合羽を着て×ヘルメットをかぶり、林業用スパイク足袋を履いて、山に入ります。
雨天なので山ヒルにかまれませんように・・・と心配しながら。

今回の金剛山の伐採現場は、標高約750-800mと人工林としては結構標高が高いところにあり、しかも北東向きの斜面です。
この条件から考えても、かなり目の詰んだ杉であることは間違いない!

雨が降っていたって、上り坂だって、良い杉にめぐり会えると思ったら、苦しいどころかワクワクしてくるんですから、もうほんとに我ながらキチガイじみてるよなぁ・・・と思います。

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山に入るとまず注意するのは、その山ごとに異なる地質。

今回の金剛山は割肌の小石が転がっていて、砂にちょっと粘土が混じっているかな、という感じの地質。

奈良県吉野の山はもっと粘土質が強くて、こんな雨の日は足をとられて歩くのが大変なんですが、ここの現場はずいぶん違います。

静岡の伐採現場はもっと砂気が強いので、ほんと現場によって地質はいろいろです。

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途中通りかかった植林の様子。
杉の細い原木が冬の降雪で曲がってお辞儀してしまっています。

林業家の福本さんが教えてくださったのですが、この杉の林は磨き丸太を育てようとしていた場所だそうです。

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上の写真は、現場へ行く途中に通った、これまでに何度か間伐されている杉の人工林。

なんだか細く見えますが、これでも100年以上は経過しています。
近くに行けばかなり太い丸太です。

間伐しているおかげで下草が豊かに茂っていて、林の中も明るいですね。
この山はどこも下草が良く茂っていて、とても健康的な印象を受けました。

さて山道を15分ほど歩いて伐採現場へ到着。

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この山の木はどれもとてもまん丸です。
変形した楕円形の木が少ない。

そしてとても目が詰んでいます
(目が詰んでいる=年輪の間隔が狭いということ)
良い木が多いです。

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ほら、こんな具合です。
すごく良い目です。

この木も現在葉枯らし中。
木の色がくすんでいるのは、葉枯らしするために伐採してから時間が経っていることと、当日雨が降っていたからですが、年輪の中心に
「ピッ」
と小さく入っている割れがあることからも、この木がすごく素直で良い木であることがわかります。

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ちょっとわかりにくいんですが、上の写真の人差し指のすぐ上にチェーンソーの切れ込みが入っているの、見えますか?

これは林業家の福本さんが、昨年の春に1本あたり数か所ずつチェーンソーの刃を入れた跡です。

一番水を吸い上げる時期に何か所かチェーンソーを入れ、立ち木のままで水を抜き始めます。
そして秋から冬にかけて伐倒し、さらに葉枯らしさせるやり方です。
こうすると、水が早く抜けて乾燥が進むだけでなく、赤身の発色がぐっと良くなるのだそうです。

こういう原木を信頼の置ける方から買わせてもらえると言うのは、本当に本当にありがたいことです。
これから2年間寝かせて、大切に使わせてもらいますよ。

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上の写真は下山してきてから撮った写真ですが、同じ山で出材されたヒノキ。
昨年の秋に出材されたこの山のヒノキを、先週製材したんですが、すごくいい板が採れました。

その製材の様子は、また後日このブログでご報告しますのでお楽しみに。

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小瓦葺き完了/堺市長屋門、石場建て伝統構法、数寄屋、手刻み、和風モダン

先月中旬に上棟が済んだ、大阪府堺市の伝統構法・石場建て長屋門。
4月末に無事屋根の瓦が葺き上がりました。

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施主のKさまと、約1年かけてじっくり相談&打合せをし、軒は低く抑えて強めのむくりをつけ、やさしい感じにしました。

手を伸ばせば瓦に手が届く高さ。
お客様をやさしく出迎えてくれる新しい門の風情は、既存の母屋や蔵の印象もほんの少し変わった気がします。

連休明けからは竹小舞を編む職人さんが、壁の下地を編み始めます。
荒壁が付いたらまた一段と完成形にちかづいていくので、今から楽しみです。

 
 

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大阪府堺市石場建て伝統構法の長屋門を上棟/数寄屋、手刻み、和風モダン

2015/4/16(木)に大阪府堺市にて、伝統構法・石場建て長屋門の建て方作業を行いました。

東風で天然乾燥させていた杉・ヒノキの赤身を使い、ベテランの棟梁が丁寧に墨付け・刻みを行った建物です。

もともとここには、築後100年を経過したほぼ同じ面積の長屋門が建っていたのですが、材料の傷みがひどくなってきたので残すことをあきらめ、新築することになりました。

門ですから規模は小さいのですが、仕上がってしまえば見えなくなるところにも細やかな気配りが施された仕事になりました。

今年の3月後半から4月上旬にかけては、本当に雨の日が多くて、基礎工事も建て方作業も大幅に遅れてしまいましたが、この日はとっても暖かくていい天気に恵まれました。

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すばらしい木工事を手がけてくださったのは、奈良県在住の大工・藪中日出夫さんと上田春巳さん。

建て方のこの日は、若手の大工さん3人にも加勢してもらって合計5人の大工で作業を行いました。
構造材の緊結に一切金物を使っていない伝統構法なので、柱・梁・桁・鴨居などを組むときにはあっちこっちで支えながら、滑り込ませたり叩いたり木製の栓(せん)を打ち込んだりしなくてはなりません。

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この長屋門は4月いっぱいで屋根の瓦工事が完了し、5月に入ってから竹小舞下地+荒壁塗りつけ作業を行います。

目下、敷地内では2月に仕込んだ壁土が熟成中。
もともとここに建っていた古い長屋門の壁土も半分ほど混ぜ合わせ、わらスサと水を加えて時々練り返し作業を行っています。

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奈良石場建て伝統構法の家 式台の名栗加工/数寄屋、手刻み、和風モダン

11/30(日)に、京都市右京区京北町に行き、玄関式台の化粧名栗(なぐり)加工をして頂きました。
いつも通り、ちょうなによるはつり加工をして下さったのは、原田銘木店の原田隆晴さん。
今回の材料は奈良県宇陀市で建築中の石場建て伝統構法住宅/i 様邸の玄関(というか土間の上り口)に使います。

i 様邸の間取りは、日本の伝統的な農家の形に似ているので、よく見かける農家の上り口に納まっている一枚板のような風情で、この板が納まります。

下の写真は、名栗加工をする前の状態です。

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この板は、静岡市の北部で伐採した木から製材したものです。
樹齢は約130年。
標高約900mの寒~い北斜面で、少しずつ少しずつ育った木です。
伐採は2008年の晩秋。
それから葉枯らしして、足かけ6年間、東風で天然乾燥させていました。

白太はほぼ取り去ってしまい、赤身 だけになるように木取りしました。

 

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根本の方は幅広く、末の方へ向かって狭くなるように、自然な木の板幅なりに製材しています。
板幅が400mm~600mmと広いので、木裏面には反り止めの蟻桟を入れています。

 

 

naguri_2014.11_03ちょうなで化粧名栗加工をする原田さん。

施主の i 様ご夫妻+東風2名の合計4名に、じい~っと見つめられながら、一人黙々とちょうなを振り下ろされていましたが、やはり人に見られながら仕事をするのはものすごく緊張するそうです。
(当たり前ですね。原田さんすみません・・・)

写真を撮るとシャッター音がするので、作業中の写真撮影は極力控えて、撮影音の出ない動画にしました。
以下に2本の動画をアップしておきます。

 

そして仕上がった板がこちらです(↓)。
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逆光のアングルで撮ると、陰影が強く出て、また違う表情になります。

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上の式台のような、幅広い平面を加工するときは丸刃(蛤刃)のちょうなではつるのですが、雰囲気の違うハツリ目を出すときは、下の写真のように平刃のちょうなを使います。

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この鴨居のような細い材料は、先ほどの式台の頭上に鴨居のような形で設置する無目(むめ)という部材です。

どちらもちょうなによる名栗加工ですが、床面(式台)は優しく上品な表情に。
頭上の無目は荒々しさを感じさせるようにハツリ目を大きくし、そして鋭さを出すために斜めにはつってもらいました。

これら2つの部材が、一つの空間で上下に配置されるとどうなるか、今から楽しみです。

 

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金剛山 95年生の桧 出材

11/16(日)に金剛山へ行ってきました。
お天気も良くて、ちらほらと紅葉も進んでいて、なかなか良い景色・・・

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と言っても目的は登山とかではなく、出材してきた桧の原木を見るためです。
下の写真は、ヘリコプターで出材されてきた桧の山。

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今回(というかいつも)原木をお願いしているのは、福本林業の福本さん。
いつも東風で使う木を伐って下さっています。

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福本さんは、最近、林業関係のこちらの本の冒頭記事で採り上げられたようで、東風でも早速アマゾンへ発注しました♪

金剛山から出てくる桧を買うのは初めてですが、いい桧でした。
年輪を数えてみたところ、95年生といったところ。kongosan1116_05

今回福本さんにお願いしたのは、3種類の木です。

一つは土台・大引などの床下の構造材に使う、まっすぐな木。約60本。

もう一つは吹抜けの小屋梁に使う曲がった桧。8本。

最後にカウンターなどの幅広板材として使うための太い原木。2本。

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降雪が少ない近畿地方の山では、あまり曲がった木は出てきません。
今回は長さ8mの間で200mm程度曲がった木が欲しかったのですが、なかなかそれだけ曲がっている木でそこそこ太いものは無くて、150mm程度の曲がりが精いっぱいというところでした。

上の写真は曲がっている木を選び出してくださったところです。
長さは9m~12mありますが、これを8.5mに玉切りしてから出材します。
こうやって見ると結構曲がっているように見えるんですが、端から端まで糸を張って、曲がり具合を測ってみると、思っているほど曲がっていないんですよね。

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東風では全体的に端正な雰囲気の建物に仕上げるので、吹抜けに松はほとんど使いません。

強く曲がった梁が欲しい場合は松を使った方が探しやすいのですが、やはり桧やヒバの方が仕上げた時の木肌のきめが細かくて端正な表情になるのと、乾燥も早くて材料も調達しやすいこともあり、吹抜けの曲がった梁にはいつも桧を使います。

この木も来年着工する奈良県内の現場の吹抜けに使います。
とりあえずは一旦、吉野にある東風の土場へ搬入し、そこで荒削りしてから加工場へ持ち込む予定です。

あなたはどちらが好きですか?
30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2214年に言ってもらえる家
 

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三田市S様邸計画案 内観イメージパースを提出しました

今週月曜日(祝日)に、兵庫県三田市内に来年新築を計画されているS様のための打合せを行いました。

S様は、まだ他社様からのご提案を待たれている段階とのことで、東風で設計させて頂くことが決まったわけではない物件ですが、いつも上手に手描きのイメージパースを描いてくれる ちーさんがつくったものです。
S様も大変気に入って下さった様子だったのでご紹介します。

これはA案のリビング内観イメージパース (↓)
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これはB案の玄関土間内観イメージパース(↓)
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やっぱり手描きだとすごくわかりやすいのはなぜなんでしょうか?
不思議ですねぇ・・・。

東風では若い男性スタッフを募集しています。
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