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風力発電機一機で、いったいどのくらいの電力がまかなえるのか?

『風力発電で、いったいどのくらいの電力がまかなえるのか?』

あなたはご存知ですか?

以前にも紹介したことのある、京都府の丹後半島にある太鼓山(たいこやま)風力発電所の写真です。
上の写真をクリックして拡大写真を表示してもらうとわかりますが、風車の足元に人間が写っています。
この風車の柱の高さは30m、羽根一本あたりの長さは25mだそうです。

この風車が回ると、

「ブルン ブルン ぶるん ぶるん ブルン ブルン・・・」

という音がします。

さて、あなたはコレ一機でいったいどのくらいの電力がまかなえると思いますか?
ちょっと雲をつかむような話になってもイヤなので、普通の家庭何世帯分がまかなえるか?という基準で考えてみてください。

(↓下に正解を書いてあります。)

いらっしゃいませ!

ここまでスクロールしてくれたってことは、あなたもやっぱり、正解知りたいですよね?(笑)

じゃあお教えします。
(って、別にそんな勿体つけるようなデータでもありませんが・・・)

コレ一機で、約400世帯分の電気がまかなえるそうです。

つまり、もし大地震が起きて、山奥にある400世帯の集落が孤立してしまったとしても(←なにもそんなに苦しい状況作らなくても・・・って?)、

条件その1) 集落の中にこの風車が1機あって
条件その2) 集落内の全戸がオール電化住宅で (←チョットありえない)
条件その3) 村民が風車の音を気にしない♪

という条件が整えば、電気面に関しては何年でも何不自由なく生活が営める、という実力です。

風力発電の実力、結構すごいと思いませんか?

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風力発電所に行って感じたこと

風車全景

先週末、京都府伊根町の山中にある、太鼓山風力発電所を見てきました。
上の写真がその風車の一部です。(発電所全体では6基あります)

僕が行った時には、ちょうどかなり強い風が吹いていて、大きな風車は怖いくらいの音を立ててブンブン回っていました。
まず圧倒されたのはその大きさです。
下の写真を見てください。

風車の大きさ

拡大して見てもらわないと判りにくいのですが、その大きさを感じてもらうために、風車の足元に人間を入れて撮影しています。
(上の写真をクリックすると、拡大して見ることができます)

ナント!
この風車の高さは50m、3枚ある羽根の一枚の長さは25mもあるのです。
人間と比較して見てもらえれば、その大きさがよく判ると思います。

風車-発電量

風車の足元にはこのメーターが設置されていて、今まさに風によって発電している状況がよくわかりました。
その脇には小さな小屋(パオ)があり、小さなプレートがいくつか展示されていました。
その中に、故・司馬遼太郎氏の心を打つメッセージがありましたので、ご紹介します。

*     *     *     *     *

二十一世紀に生きる君たちへ

「人間は、自分で生きているのではなく、
 大きな存在によって生かされている。」

この自然へのすなおな態度こそ、
二十一世紀への希望であり、君たちへの期待でもある
そういうすなおさを君たちが持ち、
その気分をひろめてほしいのである。
そうなれば、二十一世紀の人間は、
よりいっそう自然を尊敬することになるだろう。
そして、自然の一部である人間どうしについても、
前世紀にもまして尊敬し合うようになるのにちがいない

                      司馬 遼太郎

*     *     *     *     *

エネルギー問題は、今世紀人類が直面している最も大きな課題の一つです。
建物を作っていく中で利用できる自然エネルギーはたくさんあります。
太陽光(熱)、風力、地熱、バイオマスなどなど。

近いうちに、今注目されている蓄電システム、EaCSSについてお伝えしたいと思います。
これによって、もしかすると電力供給システムが革命的に変わるかもしれない、と僕は期待しています。

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