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解体修理現場見学

子安の塔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


先週の土曜日、清水寺の解体修理現場見学に行ってきました。

日本民家再生協会主催の専門家向け連続講習会のプレイベントとして企画されたもので、現在清水寺で行われている10ヵ年計画の解体修理現場を見学させて頂きました。



冒頭の写真は子安の塔という三重の塔の解体状況です。

江戸時代の大工さんの仕事を目の当たりにできて、とてもいい勉強になりました。



僕自身は社寺建築には携わったことがないので、同じ日本の木造建築とはいえ、住宅とは違った作り方が随所に見られて、得るものがいろいろとありました。




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お寺の解体修理現場に行ってきました

昨日、京都市内のあるお寺へ行ってきました。

今月末にNPO法人・日本民家再生協会で主催する予定の、専門家向け勉強会の下見のためです。



このお寺では目下3棟の建物が解体修理を行っている最中です。

昨年始まった今回の修理は、これから10年かけていくつかの建物を解体修理していく予定だそうで、今回は特別に解体修理工事現場の見学&説明の機会を設けてくださることになりました。

京都に近い、という理由(?)で僕がその勉強会の現場サイドの担当者となり、昨日下見に行ってきたわけですが、僕は社寺の解体修理現場を見るのは初めてだったのでとても興味深く、メチャメチャ興奮しました。

今回解体修理が行われているのは、3重の塔などどれも割と小さな建物なので、圧倒されるような存在感があるわけではありませんが、永年の歴史を経た社寺の建物が解体・修理されている様子を目の前で見られるというのはとても貴重な機会です。



勉強会は1/30-31の2日間にわたって京都市内で行われる予定ですが、とってもいい勉強会になりそうで、今からとても楽しみにしています。




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NY

NY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


来春、明石市で住宅を新築されるご予定のK様ご夫妻が、先日当方事務所へお越しになりました。

ご主人が最近出張でニューヨークへ行かれた際に、お土産を買ってきて下さり、頂いたものが冒頭の写真です。
(自由の女神像とキーホルダー)

18年前から使っている皮製のキーホルダーがちょうど擦り切れかかっていたので、早速使わせて頂いております。

K様、どうもありがとうございました。
お気遣い、大変嬉しく感じております。



僕がNYへ行ったのは、ちょうど10年前の今頃でしたが、そのころを懐かしく思い返しました。

当時僕は、勤めていた会社(株式会社 鈴木工務店)で設計スタッフ兼現場監督を務めていました。
阪神大震災で大きな被害を受けた大きな旧家の現場を任され、今のように古民家再生という言葉もなかった時に、古材を再利用したり蔵を曳家(ひきや)する仕事に向き合い、奮闘していました。

長屋門

 

 

 

 

 

 

 





↑ そのお宅の長屋門


この現場は工期約3年半という、住宅としては長~い工期の現場でしたが、

 ハイパフォーマンスコンクリートを使ったRC造の母屋新築
 +木造離れ移築再生
 +木造蔵の曳家
 +木造長屋門の解体再生

という、今にして思えば何とも面白い取り組みが満載の仕事でした。



しかし、当時まだ経験の浅かった僕は

「こんな大変な現場を僕のような新米1人に任せて、うちの上司は何を考えているんだろうか?(怒)」

というようなことも感じてちょっとクサッたりしながら(苦笑)、兵庫県の遠い現場まで毎日毎日片道2時間かけて京都市北区から通いつめました。



現場が終わった後になってようやく、

「あれはきっと任せた上司の方が心配で心配で仕方なかっただろうに、よく任せて頂けたものだ」

と、心の底から感謝することができるようになりましたが、現場が進行して毎日しんどい思いをしている最中は、なかなかそんな風に受け止めることができず、

「こうなったら、俺も現場が終わってから長期休暇をとらせてもらうように社長に直談判しよう!」

と若気の至り満載の勢いに任せて、
「アメリカへ旅行に行きたいので現場が終わった後2週間休ませて下さい」
と社長に言いました。

社長はちょっと苦々しい表情をしていましたが了承して下さり、僕は晴れて2週間アメリカをのんびり旅行してくることができたのです。



冒頭のK様からNYのお土産を頂いたりお話を伺っていると、その当時のことが思い起こされて、懐かしくなりました。

しかし人生と言うのは面白いもので、僕が休暇を頂いて自費でアメリカへ行って帰ってくると、その1ヵ月後に今度は業務でアメリカへ行く話が持ち上がってしまうんですよね。

その話はまた別の機会に。



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みんなで納屋の解体をしました

7/21(土)と22(日)の2日間にわたり、兵庫県赤穂郡で3年前から着手している活動
『ボランティアによるかやぶき民家再生プロジェクト』
を行いました。

主催はNPO法人・日本民家再生リサイクル協会・近畿地区
今回で通算9回目の活動になります。
(これまでの経緯など詳しいことはこちらのページを見てください)

今回の作業は、敷地内にある納屋の解体です。
広さ10坪ほどの小さな納屋を12~13人で2日間にわたって解体していきました。
(1日目:13人、2日目:12人、延べ参加人数:25人)

すべて手作業で行っているので、機械で一気に潰すような簡単なわけには行きません。
全部で4~5トンくらいはあるだろうと思われる瓦を降ろすだけでも大変な作業です。
13人が一列になってバケツリレー方式で屋根の上から下ろし、割れていない瓦はきれいに積み上げてストックし、割れていた瓦は細かく砕いてアプローチに敷き詰めました。
瓦の下の土は土嚢袋に詰めて、雨のかからないところへストックします。

こうやってみんなで手で解体していくとよくわかるのですが、古い民家は解体しても処分に困るような廃棄物が出ないんですよね。
土、木と竹、瓦、石。
石油から作られたものは出てきません。

今、業務として自分が作っている建物が解体されるときも、こうあるのが理想的だなぁと感じます。
今後解決していくべき、大きな問題のひとつです。

休憩時間には、参加者のSさんが持って来てくれた大きなすいかをみんなでいただきました。
1日中、井戸の中へ放り込んで冷やしておいたものです。

なぜか僕はすいかを食べるといつも胸焼けするのですが、昨日は大丈夫だったので全てたいらげました。
とっても美味しかったです。

今回の2日間だけでは納屋を全て解体するまでには至りませんでした。
また9月の末か10月に引き続き解体作業を行います。
興味のある方はご参加下さい。

楽しい仲間と汗だくでくたくた&泥だらけになって、夜は宴会でひたすら笑い転げて、最後にみんなで温泉に行って汗を流して帰ってきました。

参加者のみなさん、おつかれさまでした。
怪我も事故もなく、楽しく作業を続けていけるのも、協力してくださるみなさんのおかげです。
感謝。

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