10/27(火)に静岡へ行き、製材を開始しました。
(静岡では現在も引き続き製材中です)
今回製材をお願いしているのは、静岡市の杉山製材所さんです。
本当は全ての製材工程に立ち会いたいのですが、1日立ち会っただけで泣く泣く帰ってきました。
10/27(火)に製材したのは、桧の通し柱を12本と、杉の体径木3本です。
上の写真は長さ6.3m×21cm×21cmの桧の通し柱です。
節が少ない、おとなしくてきれいな柱がとれました。
今は末の方で多少皮や丸みが残っていても良いので、大きめに挽いています。
これから1年以上かけてゆっくり乾燥させ、実際に使う前にもう一度製材してきちんとした仕上がり寸法に落とします。
今回の通し柱は、太さ6寸(180mm)角に仕上げる予定ですが、ひょっとしたら6寸5分角とか少し大きめに仕上げるかもしれません。
ちょうど含水率測定器を持っていたので、製材した直後に1本ずつ含水率を測ってみました。
木によってばらつきがありますが、桧の含水率は概ね65~75%程度でした。
今、製材しているのは、昨秋伐採した木です。
平均樹齢はおよそ120年前後。
伐採後、3~4ヶ月間にわたって山で葉枯らし乾燥させたあと、ストックヤードにて保管していたものです。
本当は夏までに挽きたかったのですが、いろんな事情で今になってしまいました。
ずっと放置していたので、虫喰いの被害やカビによる変色が心配だったのですが、伐採時期が良かったためか、そういった傷みはほとんどありませんでした。
実際に挽くまではどうなることかとドキドキしていたんですが、これでホッと一安心です。
本当は桧の大黒柱(8寸5分角)の製材にもゼヒゼヒ立会いたかったのですが、それは製材所の杉山さんにお願いしてきました。
残念・・・。
でも通し柱の目を見て、かなりいい木が揃っていたので、出来上がりが楽しみです。
明日は杉の木の製材についてご報告します。
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