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奈良県葛城市、石場建て伝統構法の基礎着工/新築、天然乾燥、手刻み、300年住宅

奈良県葛城市で石場建て伝統構法住宅の基礎工事が始まりました。

今回の物件はもちろん建築確認申請手続きを経ていますが、
構造計算および構造適合性判定関連の手続き一切を、
建築主である H さまがご自身でおやりになられました。

H さまは一級建築士であり、構造設計のご専門の方なのです(!)

基礎工事のコンクリート配合設計や、工程管理など、構造の専門家の方から
木造の建物のご依頼を頂くのはすごく光栄ですし、身の引き締まる思いです。

構造適合性判定の手続きも、構造専門の方が手がけられるとこうなるのか・・・
と勉強になることしきり。

下の写真は現場の様子。
表層改良という地盤改良工事が完了し、強度が出るまで7日間養生しているところです。

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上棟は3月上旬の予定。

また順次ご報告しますのでどうぞお楽しみに。

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奈良県葛城市で地盤調査(ボーリングとサウンディング併用)を行いました

9/29(月)に、奈良県葛城市内で地盤調査を行いました。
来年手刻みで新築住宅を建てる予定のH様邸計画地です。

通常、東風では地盤調査の場合、スウェーデン式サウンディングというやり方で地盤調査を行うのですが、今回は施主であるH様のご要望により、上記サウンディングと標準貫入試験(ボーリング)の両方を行いました。

スウェーデン式サウンディングにより、敷地内5ポイントの地盤調査を行い、
標準貫入試験により、敷地内1か所の地盤調査を行いました。

両方ともに地盤調査であることには変わりないのですが、それぞれの特徴を挙げると以下の通りです。

スウェーデン式サウンディング
【メリット】  調査価格が安い/5か所を調べて数万円
【デメリット】 土質サンプルの採取ができないので、土質の構成がわからない。

標準貫入試験(ボーリング)
【メリット】  土質サンプルの採取ができるので、地中の土質構成がはっきりわかる
【デメリット】 スウェーデン式サウンディングに比べて価格が高い/1か所あたり10数万円

一般的に、木造住宅のような自重の軽い建物の場合は、地盤調査の方法として簡易で手軽なスウェーデン式サウンディングを用いることがほとんどです。

一方、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合は、建物の自重が重く、より詳細なデータが求められることから、標準貫入試験(ボーリング)を用います。

今回は木造住宅の新築なのですが、より正確に土質の構成や地耐力を調べたい、という趣旨で、サウンディングとボーリングを併用したというわけです。

サウンディング0929↑ スウェーデン式サウンディングの作業中の写真。
自走式の機械を用いて、通常は1人で調査作業を行います。

標準貫入試験0929_1↑ 標準貫入試験の作業中の様子。
現場にやぐらを組んで、現場内にトラックを乗り入れて
エンジン式の調査機械をユニックで降ろし、通常は2人以上で作業を行います。

以下の写真は、ボーリングにより地下7mの地層から採取した土質サンプルの写真です。

標準貫入試験0929_3

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