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新築 石場建て伝統構法の土壁づくり/動画を公開しました

約3年前に撮影した映像をようやく編集・公開しました。

石場建て伝統構法住宅の新築工事中に撮影した映像で、左官の荒壁塗りつけに関する一連の流れがわかるように編集したものです。
ご興味がある方に広く見て頂けると嬉しく思います。

左官工事を手掛けてくれたのは、約30年の付き合いの山本左官興業(京都市)のみなさまです。

I edited the video of the work of applying rough wall soil on the base of bamboo komai at the new construction site of a traditional Japanese house.
It was the plasterers of Kyoto City who were in charge of the plastering work.


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世界に、300年先も美しい風景を

奈良県吉野にて 墨付け&刻み中

5月の上棟に向け、吉野で大工さんが墨付けと刻みに取り組んでくれています。

先週末に加工場へ行ったところ、リビングに架かる丸太梁の荒削りが済んでいました。

nara_hinokigoronbo01

nara_hinokigoronbo02

東風では化粧丸太梁に桧をよく使い、八角に造り出して最終手鉋仕上げを施し、端正に仕上げます。

丸太梁は一般的にもっと荒々しい雰囲気で使うことが多いのですが、丸太梁も仕上げ方や姿、素材の質感を変えることで表情は全然違ったものになります。

今回は床からかなり低めの高さ(手を伸ばせば届くくらいの高さ)から、ゆるやかに登って
いくようにこの梁を架けます。

端正で控えめな表情の梁が、ぐっと迫ってくるような雰囲気になる設計です。

また現場が出来上がってきたらご報告しますね。
夏ごろになる見込みですが、どうぞお楽しみに。

nara_hinokiashigatame02

nara_hinokiashigatame01

仕口加工が進んでいるのは、1階床の足固めです。
樹種は桧、断面寸法は4寸×7寸(120mm × 210mm)。

今回ご紹介した材料は、もちろん東風でゆっくり天然乾燥させた国産材です。

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6年間天然乾燥させた杉の大黒柱

年末から取り掛かっている、石場建て伝統構法の新築住宅・I 様邸。

昨日、大黒柱を取りに和歌山へ行き、その足で摺り直し製材(修正挽き)をするために奈良県桜井市へ行ってきました。

daikokuhashira2014.0207_01

 

これは2006年晩秋に静岡で伐った樹齢110年の杉の木ですが、2007年から和歌山の友人・東さんが預ってくれていたものです。

約6年かけて充分天然乾燥され、とても軽くなっていました。
和歌山から桜井の製材所へ持ち込み、ねじれや歪みを直すために修正挽きを行いました。

修正挽きを行う前は、日焼けしたりホコリを被ったりしていて色も悪く、目もよく見えないのですが、修正挽きを終えると下の写真のように、きれいなピンク色になります。
この色が、天然乾燥でないと出せないんですよね。

(暗い工場の中でストロボを焚いて撮っているので、現物とは若干色が違いますが・・・)

daikokuhashira2014.0207_02

この後、表面をモルダーで一旦仕上げて、週明けに大工さんの倉庫へ搬入します。
木造建築東風の木材への取組や考え方については
以下のページで詳しく紹介しています
→ http://www.mokuzo-architect.jp/timber.html

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