11/3(土)、静岡市内のSGEC認証林2ヶ所で今年の新月材の伐採に着手しました。
(今回の新月伐採に協力してくださった静岡市の認証林を所有・管理されているグループはこちら)
今年は11/9(金)までのわずか7日間に、2棟分の住宅の用材を確保する木材量を伐採します。
そしてNPO法人・新月の木国際協会の現認を受け、新月材であることの証明を行います。
今回の現認者、新月の木国際協会理事の大山さん。
山の状況(方位・斜度・植生・緯度・軽度・標高)などを記録します。
大山さんは小田原から深夜の電車に乗って静岡まで来て下さいました。
林業家(左)と大山さん(右)。
お互い木が大好きな者同士で話が弾みました。
伐採した木には、その場で全て木口にナンバーを打ちます。
(上の写真をクリックしていただければ、画像を拡大表示できて
よくおわかり頂けると思います)
これにより、いつ(何年の何月何日)どこで・誰が・何番目に伐った木か?
ということが全て記録として残ります。
11/5(月)には、京都よりクライアントのNさんがわざわざ現場を見学しに来て下さいました。
(Nさん、どうもありがとうございました)
Nさんも初めて見る伐採作業にいろいろと感じることがあったようです。
その一方で、毎日山に入って黙々と伐採作業をして下さっている林業家のみなさんにとっても、
〇 実際に今、自分たちが伐っているこの木を使って下さる予定の
Nさんが京都から現場まで観に来て下さったこと
〇 現場で一緒にお弁当を食べながらいろんな会話を交わしたこと
などが、とても励みになったことだろうと思います。
生産者と消費者を直接引き合わせ、お互いの顔や人となりが見える機会が設けられたことは、これから行う家づくりをより温かく強いものにしていく上でとても大きな意味をもってくることでしょう。
消費者であるNさんにはより深い満足感を、生産者である林業家には誇りと自信をそれぞれに感じていただけたのであれば、僕も少しはお役に立てたのだろうと思います。
11/5の夜に一旦兵庫へ帰ってきましたが、11/9には伐採完了を確認するために再び静岡へ戻ります。
先述の新月の木国際協会の大山さんにもそのときには現場へ来て頂いて、現認をして今年の伐採工程は完了です。
(もちろん、それから4ヶ月の葉枯らしは行いますよ)
またご報告いたしますので、どうぞお楽しみに。
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