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安定供給のために

昨年夏以降、木材価格が世界的に上がってきています。

個別の樹種によってその価格上昇要因は異なりますが、全体的な概況は下記のようなものです。

○ ロシア産赤松の出荷量 減(資源政策による)
○ 中国・インド・中東諸国での木材需要拡大
○ ユーロ高

木材だけでなく、金属・原油等の資源高騰により、各建材メーカーも昨年夏以降相次いで価格改定を実施してきていますので、建築資材の価格は全体に値上げの方向で推移しています。

そして、値上げだけで済むならまだ状況はマシな方で、品物によっては「品薄でいつ入荷するかわからない」という商品もあります。



このような世界的な品薄・価格上昇の影響を受け、昨年末には国産木材丸太市場でも単位体積あたりの木材価格が上昇し始めました。

今まで世界中から輸入することで入手していた商品が入荷しなくなってきた
→ 国産材に切り替え始めた
→ 引く手あまたになって国産木材価格が上昇
という流れは当然ですね。

現在のところ、うちの主な取引先(←各種建材は別。国産ムク木材に限る)は、木材の価格を据え置いたままで販売してくれているので、安定・安心して供給ができますが、今後は少しずつ価格が上がっていくでしょうね。

ここで商魂たくましいセールスマン(というか2流の営業マン)は、
「今のうちに早く買っといた方がお得ですよ」
などとまくし立てるのでしょうが(笑)、僕はそんなことは言いませんし、またそのような目的でこの記事を書いているわけではありません。

当方ではあなたの大切な家作りに応えるために、市場価格に不必要に踊らされないような木材供給先の確保・山での立木買い(新月伐採~葉枯らし~天然乾燥)による家作りを実現できる体制を整えていくべく、少しずつ準備を進めています。

これまで僕がこのブログを通じてでお伝えしてきたことを読んでいただいているあなたには、きっとなんとなく伝わっていますよね。
来週の水曜日には、昨秋伐採した杉丸太の製材をしに静岡へ行ってきます。
見学ご希望の方はさとうまで遠慮なくご連絡下さい


来年以降をどうぞお楽しみに。

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世界に、300年先も美しい風景を