12/07に書きましたが11/28と12/04の2日間にわたって、兵庫県三木市で木造の伝統的な土壁の建物を阪神大震災の時と全く同じ揺れを加えてみて、その挙動・壊れ方などの影響を検証する実験が行われました。
この建物には筋交いやコンパネ・構造補強金物などは一切使われていません。
今回の実験の最終目的は、一般に伝統構法と言われる木造建造物の簡易な構造計算手法を確立することです。
その必要な基礎データをとるために、実物大の建物を作って、実際に揺らしてみようということが行われました。
その時撮った映像をYoutubeにアップしましたのでもしよろしければごらん下さい。
2008.11.28 関東仕様の建物を揺らしたときの映像
2008.12.04 関西仕様の建物を揺らしたときの映像
昨日、僕が発行しているメールマガジン
【 最低目標200年 古民家にならうこれからの家作り 】
の読者の皆さんにもこの映像をお送りして見ていただいたところ、
下記のような感想を寄せてくださいました。
「貫構造はなんて粘り気のある柔構造なんだろう!
と感動しました。」
(Kさん)
「100年以上住み慣れた我が家もこれとおなじだと思うと
頼もしくみえました。」
(Nさん)
「阪神淡路大震災を経験している身には、非常に興味深い実験でした。
土壁が落ちている映像や、柱が揺れている映像は、多分に恐ろしい光景ですが、木造住宅のしなやかさで、横揺れの力を逃していることは確認できました。」
(Tさん)
基本的に僕は、メールマガジンで流した情報はブログに掲載しないようにしています。
( ↑ 逆もまたしかり)
つまり、このブログには掲載せずにメールマガジンを購読して下さっている方だけにお送りしている情報というのが実はあるのですが、今回は非常に重要な実験映像だったので特別にブログにも掲載することにしました。
もしよろしければ、この機会にメールマガジンの購読もして頂けるとありがたく思います。
これから家を建てたい、もしくは改修したいと考えていらっしゃる方々にとって、少しでもお役に立てるような情報、雑誌や本では得られない情報を吟味してお送りしていますのでご活用下さい。
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