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24歳の棟梁~小さな小屋の墨付けと刻み

東風で一番若い大工/24歳のU君に、今、小さな小屋の棟梁を務めてもらっています。

建築金物や冬用タイヤ・農機具などをしまっておくための3坪くらいの小さな小屋を、東風事務所の裏庭に建てる予定です。
昨日工場へ行ってどんな様子か見てきたのですが、一生懸命墨付けと刻みの作業を進めていました。

小さい小屋とはいっても、平面的に真四角の建物ではなくて、桁が途中で折れ曲がる変形5角形の平面になっていて、桁の継手やレベル・柱と桁の仕口がちょっとややこしいことになります。

↑ どうやら車知栓を使うほぞにするようです。

↑ 桁の金輪継ぎ

屋根は杉皮で葺き、外壁は杉板を張る予定です。
予定では今月末に完成するはずなんですが、さて無事に納まるでしょうか。
見守ってみたいと思います。

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世界に、300年先も美しい風景を

奈良県葛城市 伝統構法石場建て上棟/新築、天然乾燥材、手刻み、300年住宅

奈良県葛城市で工事中のHさま邸。
先週末に建て方作業を行い、無事上棟しました。

この物件は、伝統構法石場建て住宅です。
建築主のHさまが構造設計家で、ご自身で
構造計算(適合性判定)手続きをされ、
正式な建築確認申請手続きを行いました。

今週前半にはタチ(垂直)の調整・仮固定を行ってから、
垂木を流して屋根仕舞を行っています。

建て方作業中の写真、および屋根仕舞作業中の
写真を撮ってきましたのでアップします。

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また順次ご報告しますのでどうぞお楽しみに。

 

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奈良県葛城市、石場建て伝統構法の基礎着工/新築、天然乾燥、手刻み、300年住宅

奈良県葛城市で石場建て伝統構法住宅の基礎工事が始まりました。

今回の物件はもちろん建築確認申請手続きを経ていますが、
構造計算および構造適合性判定関連の手続き一切を、
建築主である H さまがご自身でおやりになられました。

H さまは一級建築士であり、構造設計のご専門の方なのです(!)

基礎工事のコンクリート配合設計や、工程管理など、構造の専門家の方から
木造の建物のご依頼を頂くのはすごく光栄ですし、身の引き締まる思いです。

構造適合性判定の手続きも、構造専門の方が手がけられるとこうなるのか・・・
と勉強になることしきり。

下の写真は現場の様子。
表層改良という地盤改良工事が完了し、強度が出るまで7日間養生しているところです。

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上棟は3月上旬の予定。

また順次ご報告しますのでどうぞお楽しみに。

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大阪府堺市石場建て伝統構法の長屋門を上棟/数寄屋、手刻み、和風モダン

2015/4/16(木)に大阪府堺市にて、伝統構法・石場建て長屋門の建て方作業を行いました。

東風で天然乾燥させていた杉・ヒノキの赤身を使い、ベテランの棟梁が丁寧に墨付け・刻みを行った建物です。

もともとここには、築後100年を経過したほぼ同じ面積の長屋門が建っていたのですが、材料の傷みがひどくなってきたので残すことをあきらめ、新築することになりました。

門ですから規模は小さいのですが、仕上がってしまえば見えなくなるところにも細やかな気配りが施された仕事になりました。

今年の3月後半から4月上旬にかけては、本当に雨の日が多くて、基礎工事も建て方作業も大幅に遅れてしまいましたが、この日はとっても暖かくていい天気に恵まれました。

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すばらしい木工事を手がけてくださったのは、奈良県在住の大工・藪中日出夫さんと上田春巳さん。

建て方のこの日は、若手の大工さん3人にも加勢してもらって合計5人の大工で作業を行いました。
構造材の緊結に一切金物を使っていない伝統構法なので、柱・梁・桁・鴨居などを組むときにはあっちこっちで支えながら、滑り込ませたり叩いたり木製の栓(せん)を打ち込んだりしなくてはなりません。

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この長屋門は4月いっぱいで屋根の瓦工事が完了し、5月に入ってから竹小舞下地+荒壁塗りつけ作業を行います。

目下、敷地内では2月に仕込んだ壁土が熟成中。
もともとここに建っていた古い長屋門の壁土も半分ほど混ぜ合わせ、わらスサと水を加えて時々練り返し作業を行っています。

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奈良県吉野にて 墨付け&刻み中

5月の上棟に向け、吉野で大工さんが墨付けと刻みに取り組んでくれています。

先週末に加工場へ行ったところ、リビングに架かる丸太梁の荒削りが済んでいました。

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東風では化粧丸太梁に桧をよく使い、八角に造り出して最終手鉋仕上げを施し、端正に仕上げます。

丸太梁は一般的にもっと荒々しい雰囲気で使うことが多いのですが、丸太梁も仕上げ方や姿、素材の質感を変えることで表情は全然違ったものになります。

今回は床からかなり低めの高さ(手を伸ばせば届くくらいの高さ)から、ゆるやかに登って
いくようにこの梁を架けます。

端正で控えめな表情の梁が、ぐっと迫ってくるような雰囲気になる設計です。

また現場が出来上がってきたらご報告しますね。
夏ごろになる見込みですが、どうぞお楽しみに。

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仕口加工が進んでいるのは、1階床の足固めです。
樹種は桧、断面寸法は4寸×7寸(120mm × 210mm)。

今回ご紹介した材料は、もちろん東風でゆっくり天然乾燥させた国産材です。

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