上の写真は、現在兵庫県佐用町のK邸リフォーム現場で設置した床下断熱材です。
昨日、毎週水曜日の定例現場監理業務で現場へ行ってきた折に撮影しました。
この材料はエンデバーハウス社のパーフェクトバリアという商品で、ペットボトルを再生して作られている材料です。
昔から一般に良く使われているグラスウールやロックウールに比べると割高ですが、
1. グラスウールなどと違って万一濡れてしまっても水をはらみにくい
2. 材料自体の安全性が高い
(グラスウールなどは設置の際、職人の健康に害を及ぼすリスクがある)
3. 再生材料である
4. 断熱性能が高い
などの理由で、うちではこの材料を使うことも多いです。
「断熱材の素材はどうやって決めるんですか?」
という疑問を多くの方がお持ちだと思いますが、これはなかなか一言で言うのは難しいです。
1. 断熱性能
2. コスト
3. 施工性
4. 現場の納まり
を考慮して現場ごとの事情に照らし合わせて総合的に判断し、こちらからクライアントの皆様に対して
「今回のあなたの現場にはこれが合っていると思いますよ」
という形でご提案しています。
ですから、
「うちでは断熱材は絶対これを使うことに決めています!」
っていうのは無いんです。
「断熱材はどれがいいんですか?」
というのも、クライアントの皆様から毎回よく受ける質問なのですが、今は断熱材もいろんな性能・個性を持った材料がたくさんあるので、多角的な視点で材料を選定すべきだと思います。
(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を