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むくり天井が張れました

むくり天井2

 

 

 

 

 

 

 

 

 


京都市N邸玄関の天井板が張れました。

 

杉の白太(しらた)小幅板を使い、板と板との間には極細の底目地(そこめじ)をとって仕上げています。
節のない板だけを使っているので、木目がおとなしく、すっとした感じに仕上がりました。
先日ご紹介したように、ゆる~くむくりをつけた天井です。

 

当初は照明器具として小さなダウンライトをつけようかと考えていましたが、この木目をきれいに見せるには、壁面にブラケット型照明器具を設けるのが一番だということになり、クライアントのNさんご夫妻とも相談して、この写真のような位置に照明器具を設置することになりました。
(写真撮影時は工事用の仮設電球を点けています)

 

これから造りつけ家具(下足箱)が設置され、壁が仕上げられていきます。
出来上がりが楽しみです。



さて。

みなさま、本年も大変お世話になりました。
いつもこのブログを覗きに来て下さって、どうもありがとうございます。

 

あなたが読んで下さっているからこそ、僕もこのブログを書き続けていられます。
心より感謝しております。
どうぞよいお年をお迎えください。



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天井のデザイン

化粧野地2

いやぁ~、やっぱり現場が始まると、ついブログを更新する頻度も増えますね。
昨日は大屋根の化粧野地板を張る作業を行いました。

上の写真は張りあがった大屋根の化粧野地板の上に立って撮った写真です。

お客さんから特にご指定がない場合、うちで設計する建物の2階には平らな天井を張りません。
野地板という、屋根の下地用の板をカンナで仕上げてそのまま室内の化粧天井面として使います。

なぜなら、そうすることで小屋裏の木組みがきれいに見えるのと、空間にダイナミックさが出るから。
もう1つ言うならばデザイン的に軒を低く抑えられるからです。
(一方で電気の配線のやり場に困るなどの弊害もありますが)

化粧野地1

上の写真は、2階の室内側から天井面を見上げたところです。
まさしく工事中の状態といった写真ですが、先述の通り天井面は出来上がりもこのままです。

何の変哲もない、節も普通にある無垢の杉板を削って張っているだけですが、とても美しいですよ。
(と言っても、ちょっと上の写真だけでは伝わらないでしょうね。)
ただ、構造材は室内の雰囲気を決定する重要なデザイン要素でもあるので、断面の大きさにはとても気を使います。

木造建築の美しさは、やはり屋根に占める割合がとても大きいです。
何も足さない、このような素のままの木組みの美しさを出すために、照明の方法や内装なども含め、細心の注意を払っています。

もしあなたがこれから家を建てようとされているのなら、2階の天井だけでもこんな風に見せてしまうのもきっとおもしろいと思いますよ。
木が好きな方には特におすすめします。

変に凝ったデザインをいろいろこねくり回すより、スパッと小屋裏を見せてしまう方がデザインとしてもとても美しく仕上がります。

ちなみに、同じ手法で昨年の秋に出来上がった別の現場の写真がこれ( ↓ )。
※画像をクリックすると拡大できます

天井

ね、きれいでしょ?

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