京都市N邸では、外壁の下塗りを行いました。
外部を仕上げてくると、なんだか一気に建物の表情が変わります。
1階の外壁には、杉の赤身部分だけを使った羽目板張りで仕上げています。
杉の赤身は色も揃ってきれいなんですが、そういった美的要因だけでわざわざ赤身にするのではなく、水に強く腐りにくいという理由で、赤身部分だけを使っています。
よく、木製のお弁当箱(曲げわっぱ)が秋田杉の赤身で作ってあったり、水を汲むひしゃくの丸い部分を杉の赤身の薄い板で作りますし、茶室の水屋の腰板などにも杉の赤身の幅広板を使います。
杉の赤身が水に強い(腐りにくい)というのは、一般の方にはあまり馴染みが無いかもしれませんが、事実です。
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