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建築条件付の土地、建築条件を外したら300万円かかる?

近頃、複数のお客様からいろんなご相談を受けていて、思うのは、


「やはりみなさん、同じような疑問で頭を悩ませていらっしゃるんだなぁ・・・」

ということです。

できるだけそういった疑問にお答えできるような記事を、ちょこちょこと書いていこうと思っています。



土地の購入を検討されている方からたまに相談を受けるのが、こんな質問(↓)

「土地の購入を検討しています。
 気に入った土地が見つかったのですが、そこが建築条件付きの土地なのです。
 不動産屋さんに
 『建築条件を外してもらいたいのですが・・・』
 と持ちかけたところ、建築条件を外すのなら300万円払って頂くことになります
 と言われました。
 こんな話ってあるのでしょうか?」

というものです。



実はつい最近来所された方も同じご質問をされましたが、これは結構よくある話です。 

うちの過去のクライアントの中にも、実際に300万円支払って建築条件を外された方がいらっしゃいました。

不動産業界では、どうもこの
『建築条件を外すと300万円』
というのは定説化しているのでは?という気がします。

(すみません、僕は不動産業界の内情に詳しくないのであまりよくわかりませんが・・・)



家の隅々まで自分が充分に納得できるような注文住宅を建てたい!
というような方にとって一番いいのは、下記のようなパターンです。

   建築条件なしの土地を探して買い
        ↓
   自分が気に入った(または信頼の置ける)建設会社・工務店・建築家を
   見つけてきて相談し、そこに建築工事を依頼する



しかし、複数のクライアントの方からお話を伺っていると、建築条件なしの土地で気に入るような物件は、なかなか見つからない!というのが実情のようです。

うちにご相談を持ちかけてこられるクライアントのみなさまも、やはり一番苦労されるのは土地探しみたいですね。

気に入った土地を見つけるのに2-3年かかった、という方は結構いらっしゃいます。



建築条件を外すのに300万円払うというのは、消費者の立場からすると、どうにも納得がいきませんよね?

僕も同感です。

じゃあどうしたらいいの?という知恵まで授けることはできませんし、300万円が妥当な金額なのかどうかも僕には判断がつきませんが、この手の話しはよくあるようです、とだけお答えしておきます。

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何を大切にすべきか?

2つの不動産物件を探しています。

ひとつは昨秋新月伐採した木材の置き場所(ストックヤード)として使える土地。
もうひとつは事務所として使える木造の建物。

ストックヤードの方は、大阪府豊能郡能勢町にひとつ目ぼしい物件を紹介してもらったので、それがこちらの希望に沿うものかどうかを調査・検討中。
7月中には静岡から材木を運んでくるので、こちらは近いうちに決定しなければいけません。

来年度以降は、継手の無い、全て一本ものの木材のみで組み上げる木の家を作っていく計画を密かに進めています。
プレカットは基本的にはやめて、全て手刻みでの家作りにシフトしていくつもりです。
そのためには自社で木材をストックし、加工する場所が必要になってきます。

もうひとつの事務所物件探しは難しいです。

現在の事務所はマンションの1室を借りて使っているのですが、木造専門の建築家が鉄骨造のマンションで設計をしている、というのはどうも説得力がありませんよね?
(考えすぎか?)

事務所として使える木造の建物を探すだけならさほど難しいことではありませんが、僕は住居も事務所の近くにあることが外せない条件なのでなかなか難しいのです。

僕の父はサラリーマンだったのですが、いつも帰りが遅くて一緒にご飯を食べられないのが何となく嫌でした。
だから今は、ほとんど毎日、子供が晩御飯を食べる時間に一緒に食事を採るようにしています。
(だから勤務は19:00で終わりです。←設計事務所としては異例
 まぁその代わり、朝はメチャメチャ早いですが)

今は一棟のマンションの2室を借りて、1階を事務所に、2階を自宅にしているので、そういう面では非常に助かっています。

新しく事務所を探してもし自宅が離れると、それも今ほど簡単ではなくなるので、さてどうしたものか・・・と頭を悩ませるわけです。

うちの息子も来年は小学校に上がるので、途中で転校することを避けるためには真剣に住むところを考えないと・・・と思うのですが、自分自身なかなか「絶対ここに住みたい!」と思う街(場所)に出会えません。
自分自身、途中転校を経験してなかなかつらかったので、在学途中での転校はさせたくないなぁ・・・と。

企業としてはクライアントにとっての利便性を優先すべきですが、自分自身のライフスタイルを変えてまでそれを押し通すのは僕にとっては違うという思いが強く、判断が難しいところです。

なんだか今回の記事はホンマのヒトリゴトになってしまいました。
まぁそのうちにいい物件に巡り逢うでしょう。

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