先月静岡へ行ったときに、1本太い原木を製材してきました。
この木は、昨年の11月にクライアントのNさんが京都から静岡まで伐採を見に来て下さった時に伐った一番太い木です。
この木は一番根元で80㎝くらいの太さがあったので、この太い部分を使って洗面所のカウンターを1枚板で作りましょう!とご提案しました。
上の写真は静岡市内の杉山製材所の専務さんですが、木の太さがよく判るでしょう?
出来上がった板がこちら。
板の厚みは9㎝で、長さ5mにわたって節がほとんど無いおとなし~い木でした。
上の画像には、どのようにこの板を使うかを点線で描き込んであります。
画像をクリックして拡大表示していただければお分かりになると思います。
「この木なら、和室の天井板が採れたねぇ~」
と製材してくださった杉山さんがおっしゃっていました。
もしNさんのお宅に和室を作ることになっていれば、この木は天井板になっていたかもしれません。
(でもNさんのお宅には和室がないので・・・)
先日、打合せのためにNさんがうちの事務所にきてくださった折、この時の製材の様子をプロジェクターで大きく投影して見ていただきました。
うちが静岡で伐採する木には、全て伐採時に個別ナンバーを打っていますから
「(目の前で伐採された)あの時の木だ」
と写真で確認していただくのもとても容易です。
Nさんも喜んでくださっていますが、きっとこの木もこういう使い方をしてもらって喜んでいることでしょう。
あなたもこんな家づくり、やってみませんか?
とっても楽しいですよ。
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