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世田谷区/古材を使った家 完成見学会を行います  11/29(日)開催

世田谷の家

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

東京都世田谷区で、築20年の中古住宅のリフォーム工事が竣工しました。
建築主であるY様ご夫妻のご厚意により、完成見学会を開催させていただくことになりましたのでご案内します。

 

Y様は今年の春に当該物件を購入されました。
この物件は築後20年を経た、木造2階建て在来工法の物件でした。

 

2階を賃貸用物件として貸し出し、1階を家族の住まいとするという計画で設計が進み、6月に工事が着工。
施工会社の選定の際には、2社が参加して下さって相見積もりを行い、最終的には同じ世田谷区内の株式会社 羽田野工務店さんに決定しました。

 

1階のY様ご自宅の設計イメージは、
「内装を古民家のような落ち着いた雰囲気にしたい」
というご夫婦のご意向に沿って、古材の梁や柱を数本購入して、構造補強材ならびにデザイン要素として活かしています。
古材および古建具は、ひでしな商店さんより購入しています

 

既存の柱や栗の床板などにはすべて古色塗装を施し、改修以前とは全く違った趣の住まいとなりました。

 

 

 

一方、2階には他人(賃貸物件借主)が住まわれるため、2階床面でできる限りの遮音工事を行いました。

 

新築ではない既存構造体を用いて限られた予算内で作った遮音層のため、100%完璧な遮音ができているわけではありませんが、それでもかなりの音を遮ることに成功しています。

 

木造での遮音工事についても、見学会当日の説明の中でお話ししたいと思っておりますのでどうぞお楽しみに。
木造で遮音はできない、と思いこんでおられる方は多いと思いますが、そんなことはないんですよ。

 

リフォームを計画されている方、古民家風のデザインがお好きな方などにとっては、いい機会を提供できるのではないかと思い開催を計画しました。
遠慮なくお気軽にお申込下さい。

 

 

 

開催日時 2009/11/29(日)14:00現地集合 17:00終了

 

詳しい場所は、メール又はファックスにて個別にお知らせいたします。

 


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世田谷リフォーム 解体工事

またまた東京に行っておりました。
このところ、月に2回ずつ位のペースで上京しているような・・・。

今回の上京の目的は、

1. 来月初旬から着工予定の世田谷区でのリフォーム物件の見積りに際して
各工務店さんに詳しい事情をご説明するための現場説明会の開催
2. 現場の1階天井解体工事の立会い

です。

昨日、前所有者から今回のクライアントへの物件引渡しが行われ、その後現場の構造材の状況を確認するために、1階の天井を解体しました。

今回解体工事をして下さったのは、NPO法人・民家再生協会の仲間で、東京・新木場で古材や古建具の販売をされている、株式会社ひでしな商店さん。

床面をブルーシートで養生し、大工さんが天井をばらしては解体材を整理してトラックに積んでいきました。

そして・・・↓

解体完了後の写真。
これで2階の床を支えている梁の調査ができるようになりました。

作業が完了して片づけが終わった後、僕は1人で現場に残り、構造材を見上げながら1時間以上頭の中で構造補強のための梁の組み方を考えていました。

この建物は建築当初の構造面での設計があまりよくなかったため、屋根の荷重をきちんと支えられていないところがあります。

具体的には、それが2階の床のたわみとして出てきているのですが、それを解消するために、今回のリフォームに際して古材を数本使って構造体を補強します。

木造の場合、
どこに柱・梁を入れて上部荷重を受けるか?
どんな形の材料・樹種をどのように見せるか?
という両方のバランスを取りながら、うまく空間構成を考えていくことがとても重要です。

来週末には再度東京へ行って、工務店さんの見積り提出を受けると共に、古材の選定を行います。

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