リノベーション 画像」タグアーカイブ

9/12(土)滋賀県で伝統構法に関するシンポジウムが開催されます

9/12(土)に滋賀県大津市で、伝統構法に関するシンポジウムが開催されます。

構造計算書偽装事件の影響で建築基準法の運用が厳格化され、伝統構法型建物が非常に建てにくくなっています。

( ↑ 当方でもまさに今日現在、その構造計算ならびに申請手続きを行っておりますが、大変苦労しております。汗)



それを何とかもう少し建てやすい状況にしてほしい、との声が全国から上がっていて、運動も起こっており、国土交通省も何とかしようと昨年から3年計画で新しい設計法の確立を目的としたプロジェクトを進めています。

興味のある方はぜひ下記シンポジウムにご参加下さい。

  『伝統構法はこれからどこへ向かうのか』




木造建築 東風のサイトはこちら(↓)

 

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

世田谷リフォーム 竣工しました

昨日、東京都世田谷区Y邸のリフォーム工事が完了し、Y様ご家族が引越し・入居されました。

引越し前日の午後、うちの女性スタッフに1人で現場へ行ってもらい、
竣工写真を撮ってきてもらいました。
(本当は僕も行きたかったのですが、どうしても手が離せず、行けませんでした)

彼女が撮ってきてくれた写真のうち、今回は2枚だけご紹介します。



下の写真はリビングからダイニングキッチンを見たところです。

 

seTAGSaya_0828

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


撮影をした日にも実は工事が残っており、夕方遅い時間にしか撮影できなかったため、西陽の光がちょっと強すぎてしまったのですが、なかなか面白い写真になっています。

写真に写っている柱と梁は、今回補強のために新たに入れた古材です。



次はリビングの写真。

seTAGSaya_0828_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

照明器具の納期が間に合わず、工事用の仮設照明が吊られていますが、
これはご愛嬌ということでお許し下さい。



この写真だけではちょっと伝わりにくいのですが、今回は建具のデザインにかなり神経を使いました。

最近、現場に障子を入れることが少ないのですが、やはり障子を入れることになった場合には、デザインに非常に気を使います。



僕が最も心血を注ぐのは、デザインといっても見た目の形ではありません。
( ↑ もちろん、形にも神経を使いますが)

それよりももっと微妙な、部屋に入った時にちょっとピリッとした雰囲気をかもし出すための要素で、障子の桟の一本一本の寸法やその組合せという部分です。

これは正直、現場で見ないとわからないぐらいのとっても微妙なものですが、ここができていないと空間のすべてが野暮ったくなってしまう、とても大事な勘所です。

でも、今回はその狙いがうまくいったようで、一安心しました。

今回の撮影で、他にもたくさん写真を撮ってきてくれたのですが、それは近日中にホームページへアップしますのでどうぞお楽しみに。



今回は施工者にとても恵まれたことも、リフォームが成功した大きな要因です。

世田谷区上用賀の株式会社羽田野工務店様、ならびに協力会社のみなさま。
要求の多い設計者の意図を充分に汲んでくださり、大変感謝しております。

またぜひご一緒させていただきたいと思っております。
どうもありがとうございました。



最後に、竣工に当たって施主のY様の奥様が送ってくださったメールの一部をご紹介します。

「素直に、いい家ができたなぁと言える自分は、幸せだと思います。
 皆様のお力があってこそ、こういう実感が持てるんですね。
 心から御礼申し上げます。」

喜んでいただけて、こちらもとても嬉しく思っています。
Y様、どうもありがとうございました。




(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

佐用町でリフォーム工事が始まりました

佐用町0401

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

 

 

 

 

3/31から兵庫県佐用町のK邸でリフォーム工事が始まりました。

築40年の在来工法型木造住宅の主に内装をやり替えて、キッチンの配置替えなどを行う工事です。

施工は地元の森元建築さん。

今回の工務店さんは近隣のみなさまの評判を聞いて、建築主のKさんが森元さんを探してこられました。



上の写真は4/1(着工2日目)に撮った写真です。
内部造作材の解体・撤去が進んでいます。

この部屋はもともと2間続きの和室だったのですが、この家で最も日当たりの良い部屋の一つでした。
そしてダイニングキッチンが一番日当たりの悪い北西の角にあり、Kさんは

「毎日ダイニングキッチンが寒くて狭いから、リフォームで広く快適にしたいんですが・・・」

と相談してこられました。



実はKさんのお宅には、この部屋のほかにもきちんとした客間向けの座敷がありました。
( ↑ 昔の家にはよくあるパターンですが)

ですから、ここをこのまま和室にしておくのはもったいないと思い、

「思い切ってキッチンをこの部屋に移設して、2間続きの和室をリビングに変更しませんか?
ここなら広いから薪ストーブも置けると思いますよ。
もちろん、既存のキッチンはそのまま再利用できます。」

とご提案したところ、Kさんも賛同してくださって設計を進めてきました。



これから5月にかけて短期間で集中して工事が行われます。
また定期的にご報告しますね。

 

 

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を