5月の上棟に向け、吉野で大工さんが墨付けと刻みに取り組んでくれています。
先週末に加工場へ行ったところ、リビングに架かる丸太梁の荒削りが済んでいました。
東風では化粧丸太梁に桧をよく使い、八角に造り出して最終手鉋仕上げを施し、端正に仕上げます。
丸太梁は一般的にもっと荒々しい雰囲気で使うことが多いのですが、丸太梁も仕上げ方や姿、素材の質感を変えることで表情は全然違ったものになります。
今回は床からかなり低めの高さ(手を伸ばせば届くくらいの高さ)から、ゆるやかに登って
いくようにこの梁を架けます。
端正で控えめな表情の梁が、ぐっと迫ってくるような雰囲気になる設計です。
また現場が出来上がってきたらご報告しますね。
夏ごろになる見込みですが、どうぞお楽しみに。
仕口加工が進んでいるのは、1階床の足固めです。
樹種は桧、断面寸法は4寸×7寸(120mm × 210mm)。
今回ご紹介した材料は、もちろん東風でゆっくり天然乾燥させた国産材です。
(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を